なり
[助動][○|(なり)|なり|なる|なれ|○]活用語の終止形に付く。平安時代以後は、ラ変形活用語には連体形に付く。 1 音や声が聞こえるという意を表す。 ㋐…の音や声が聞こえる。「みとらしの梓(...
なり‐ぶみ【成り文】
平安時代、太政官から奏請して勅許された文書。
なる‐と【鳴る戸】
平安時代、宮中にあった戸。開閉のときに激しく鳴った。「春宮に—といふ戸のもとに、女ともの言ひけるに」〈後撰・恋二・詞書〉
なん‐えんどう【南円堂】
奈良市の興福寺にある堂の一。江戸時代の再建で北円堂と同じ八角円堂。本尊の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)座像は平安末期の康慶の作。西国三十三所第9番札所。
なんてすてきにジャパネスク【なんて素敵にジャパネスク】
氷室冴子による長編小説シリーズ。昭和59年(1984)から平成3年(1991)に全10冊を刊行。平安時代の宮廷を舞台とする少女向けファンタジー小説。山内直実作画による漫画化作品もある。
なん‐と【南都】
平城京、すなわち奈良の異称。京都の北都(平安京)に対していう。南京。→北都
奈良の興福寺。比叡山の延暦寺を北嶺(ほくれい)とよぶのに対する。→北嶺
にく‐かみうた【二句神歌】
上の句と下の句の2句からなる短歌体の神歌。平安末期から鎌倉時代にかけて行われた。にくのかみうた。
にぐう‐の‐たいきょう【二宮の大饗】
平安時代、正月2日に、親王・王・公卿などが中宮・東宮に拝賀して饗宴を賜ったこと。
に‐ごう【二合】
1 1合の2倍。→合(ごう) 2 《二官を合わせて一官とする意》平安時代、年給制における年官として、二分官である目(さかん)一人と一分官である史生(ししょう)一人との代わりに、三分官である掾(じ...
にし‐の‐きょう【西の京】
平城京・平安京で、朱雀大路(すざくおおじ)の西側の地域。右京(うきょう)。さいきょう。