かんじかな‐まじりぶん【漢字仮名交じり文】
漢字と片仮名や平仮名を混用した文。平安時代以降、漢文の訓読を基盤として発達し、中世以降広く行われるようになった。
かん‐せん【官銭】
政府が発行した銭貨。奈良・平安時代に鋳銭司で造られたものなど。
かん‐せんじ【官宣旨】
平安時代以降、弁官が下文(くだしぶみ)形式で出した公文書。弁官下文。宣旨。
かん‐そう【官奏】
太政官から天皇に申し上げること。平安時代の重要な朝儀であったが、のちに、田の荒熟(凶豊)の状況を奏上し、減税を奏請するものなどに限定されるようになった。かんのそう。
かんとく【寛徳】
平安後期、後朱雀(ごすざく)天皇・後冷泉(ごれいぜい)天皇の時の年号。1044年11月24日〜1046年4月14日。
かんな【寛和】
平安中期、花山天皇・一条天皇の時の年号。985年4月27日〜987年4月5日。かんわ。
かん‐にん【官人】
1 官吏。役人。かんじん。「ある国の祗承(しぞう)の—の妻(め)にて」〈伊勢・六〇〉 2 律令制で、太政官・各省・寮司などの、初位以上六位以下の役人の称。 3 平安時代、位の低い役人。特に、近衛...
かんにん【寛仁】
平安中期、後一条天皇の時の年号。1017年4月23日〜1021年2月2日。
かん‐ぱく【関白】
《「関(あず)かり白(もう)す」の意。近世までは「かんばく」》 1 帝王の政務にあずかって意見を言上すること。 2 成人後の天皇を補佐して政務をつかさどった重職。平安中期藤原基経(ふじわらのもと...
かんぴょう【寛平】
平安前期、宇多天皇・醍醐天皇の時の年号。889年4月27日〜898年4月26日。かんぺい。かんべい。