オルフェ【(フランス)Orphée】
コクトーの戯曲。1925年執筆、1926年初演。ギリシャ神話のオルフェウスの物語を下敷きとする作品で、舞台を現代化し、詩人オルフェと王女の愛と死を幻想的に描く。1949年には作者自身の監督により...
おんなのいっしょう【女の一生】
《原題、(フランス)Une Vie》モーパッサンの長編小説。1883年刊。純真な女主人公ジャンヌの結婚生活にかけた夢が、夫の裏切り、息子の放蕩(ほうとう)によって打ち砕かれていく幻滅の一生を描...
おん‐よう【音容】
声と姿。「—幻を去らずして、幾(ほとほ)と幽明の界を弁ぜず」〈紅葉・金色夜叉〉
かい【怪】
[常用漢字] [音]カイ(クヮイ)(漢) ケ(呉) [訓]あやしい あやしむ 〈カイ〉 1 不思議な。あやしい。「怪異・怪火・怪奇・怪死・怪談・怪盗・怪物・怪文書/奇怪・醜怪」 2 並外れてい...
かい‐とう【怪盗】
変幻自在に出没して、正体のつかめない盗賊。
かがやくひ‐の‐みや【輝く日の宮】
《古くは「かかやくひのみや」》 源氏物語の登場人物、藤壺(ふじつぼ)の異称。
源氏物語の第1巻桐壺(きりつぼ)の異称。
丸谷才一の長編小説。源氏物語の幻の巻、「輝く日の宮」成立の謎を巡る文...
かく【覚〔覺〕】
[音]カク(呉)(漢) [訓]おぼえる さます さめる さとる [学習漢字]4年 1 外から来るものに触れて意識が起こる。意識。「感覚・幻覚・錯覚・視覚・触覚・知覚・聴覚・味覚」 2 今までわか...
かくせい‐ざい【覚醒剤】
強い中枢神経興奮作用をもち、疲労感や眠けがなくなり、思考力や活動力が増す一群の薬物。塩酸メタンフェタミン(ヒロポン)など。習慣性があり、慢性中毒になると幻覚や妄想が現れる。覚醒剤取締法により製造...
かごと‐がまし・い【託言がましい】
[形][文]かごとがま・し[シク] 1 恨み嘆いて言うようすがありありと感じられる。ぐちめいている。「—・い声を出すとは見下げ果てたやつで」〈芥川・おしの〉 2 言いわけがましい。「つれづれとわ...
門(かど)を広(ひろ)・ぐ
一族を増やす。また、一門を栄えさせる。「そこにこそは門は広げ給はめ」〈源・幻〉