ぺた‐ぺた
[副] 1 平らな物で軽くたたく音を表す語。「平手で顔を—(と)たたく」 2 素足や草履などで平らな所を歩く音を表す語。「廊下を—(と)歩きまわる」 3 続けざまに物をはるさま。「—とシールをは...
ほそ‐どの【細殿】
1 殿舎の廂(ひさし)の間(ま)で、細長いもの。仕切りをして、女房などの居室として使用した。 2 殿舎から殿舎へ渡る廊。渡り廊下。
マット【mat】
1 玄関や部屋の入り口などに置く靴ふき・足ふきの敷物。 2 床や廊下などに敷く敷物。また、花瓶・灰皿・飾り物などの下敷き。 3 器械運動に用いる厚い敷物。 4 レスリングや柔道で、競技場に敷く安...
まつ‐の‐ま【松の間】
江戸城中の外様(とざま)大名の詰め所。大廊下とのしきりの襖(ふすま)に、狩野探幽の筆による松の絵が描かれていた。
まつ‐の‐ろうか【松之廊下】
江戸城内の、大広間から白書院に通じる「松之大廊下(まつのおおろうか)」のこと。L字形をしており、全長は約50メートル。→松之廊下刃傷事件
まつのろうか‐にんじょうじけん【松之廊下刃傷事件】
元禄14年(1701)3月14日、京都から下向した勅使の接待役を命じられていた播磨国(兵庫県)赤穂の藩主、浅野内匠頭(たくみのかみ)長矩が江戸城松之廊下で高家吉良上野介(こうずけのすけ)義央に斬...
まる‐ぎこえ【丸聞こえ】
そばにいる人に、すべて聞こえていること。聞かせるつもりのない音や話し声などが、筒抜けであるさま。「部屋での会話が、廊下に—だ」
みた◦ようだ【見たようだ】
[連語]《動詞「みる」の連用形+完了の助動詞「た」+比況の助動詞「ようだ」》 1 似たものとしてたとえる意を表す。「縛られては居ないが同心を—◦ような者が付て脇屋が廊下を通って行った」〈福沢・福...
め‐どう【馬道】
殿舎と殿舎を結ぶために設けた厚板を敷いた簡単な通路。馬を中庭まで引き入れるときには、一部を取りはずせるようにした切馬道(きりめどう)を用いた。のちには長廊下の称。
めん‐ろう【面廊】
《「めんどう(馬道)」の音変化という》長廊下。一説に、広い板敷きの縁とも。「—にやすらひ物申さんと」〈伽・横笛草紙〉