うさ‐ゆづる【設弦】
弓の予備の弦。「—絶えば継がむに並べてもがも」〈仁徳紀・歌謡〉
かいほう‐げん【開放弦】
弦楽器の弦を、左指で押さえないで奏する場合の、その弦。
かえ‐づる【替(え)弦】
掛け替えの弓弦(ゆづる)。予備の弓弦。副弦(そえづる)。
か‐げん【下弦】
満月のあとの半月。地球から見て、太陽の90度西にあり、月の東半分が輝く。夜半に東から昇り、日の出時に南中する。下弦の月。《季 秋》⇔上弦。
か‐げん【和弦】
⇒和音(わおん)2
かん‐げん【管弦/管絃】
1 管楽器と弦楽器。横笛などの笛類と、琵琶(びわ)・琴などの弦(いと)類。また、楽器の総称。糸竹(いとたけ・しちく)。 2 楽器を演奏すること。特に、雅楽の演奏。また、詩文・和歌に対して、音楽を...
げん【弦】
1 弓づる。 2 (「絃」とも書く)楽器に張り、はじいたりこすったりして音を出す糸。また、それを張った楽器。琴・三味線・バイオリンなどの弦楽器。 3 弓を張った形の月。半円形の月。弓張り月。弦月...
げん【弦】
[常用漢字] [音]ゲン(呉) [訓]つる 〈ゲン〉 1 弓のつる。「鳴弦」 2 (「絃」と通用)弦楽器の糸。糸を張った楽器。「弦歌・弦楽/管弦・三弦・調弦」 3 半月。また、半月の両端を結ん...
こう‐こ‐げん【鉤股弦/勾股弦】
和算で、直角三角形の直角を挟む短い辺(鉤)と長い辺(股)と直角に対する辺(弦)のこと。また、直角三角形。
ご‐げん【五弦/五絃】
1 弦楽器の5本の弦。 2 「五弦琴」または「五弦琵琶」の略。