しんい‐せつ【讖緯説】
中国で、前漢から後漢にかけて流行した未来予言説。讖は未来を占って予言した文、緯は経書の神秘的解釈の意で、自然現象を人間界の出来事と結びつけ、政治社会の未来動向を呪術的に説いたもの。日本にも奈良時...
しん‐かんせんしょう【新感染症】
感染症予防法による感染症の分類の一。人から人に伝染し、すでに知られている感染性の疾病とは病状や治療の結果が異なり、病状の程度が重篤で、蔓延(まんえん)することで国民の生命及び健康に重大な影響を与...
しん‐くう【真空】
1 工学的、技術的に周囲に比べて十分圧力が低い状態。物質が全く存在しない空間は完全真空という。 2 実質のないからっぽの状態。また、働きや活動が停止し、外部からの影響・作用なども全く及んでいない...
しん‐げき【新劇】
西欧の近代演劇の影響を受け、歌舞伎・新派劇などの旧来の演劇に対抗して明治末期以降に興った演劇。
しんじゅのくびかざり‐せんりゃく【真珠の首飾り戦略】
南シナ海からマラッカ海峡を経てインド洋、ペルシア湾に至る海上交通路を整備・拡充しようとする、中国の戦略。沿岸諸国に港湾設備等を建設し、外交的・軍事的影響力を拡大しつつある。
しんせい‐しゃ【新声社】
文学結社。明治22年(1889)森鴎外を中心に、落合直文・小金井喜美子らが結成。訳詩集「於母影(おもかげ)」は透谷・藤村らの新体詩に影響を与えた。
しん‐ぞうけいしゅぎ【新造形主義】
《(フランス)néo-plasticisme》1917年、オランダの画家モンドリアンを中心として興った芸術運動。線と色彩のみによる幾何学的抽象をめざし、建築・彫刻などにも大きな影響を与えた。
しん‐とう【神道】
《「しんどう」とも》 1 日本民族古来の神観念に基づく宗教的態度。自然崇拝・アニミズムなどを特徴とする。後世、仏教・儒教・道教などの影響を受けた。神社を中心とする神社神道をはじめ、教派神道・民俗...
しんとくまる【しんとく丸】
説経節の一。また、その主人公の名。正保5年(1648)刊の正本がある。のちの浄瑠璃に影響を与えた。→俊徳丸(しゅんとくまる)
しん‐にほんおんがく【新日本音楽】
従来の邦楽のジャンルを超え、洋楽の影響を受けて新しく作られた邦楽曲の総称。また、その音楽運動。大正9年(1920)以降、宮城道雄らが称したが、第二次大戦後はいわれなくなった。