あかし‐ぶね【明石船】
近世、大坂・明石間を往来していた小型の乗合帆船。
あさづま‐ぶね【朝妻船】
1 朝妻と大津を往来した渡し船。古代から江戸初めまで、東国からの旅客が利用した。遊女が乗って旅人を慰めることもあった。 2 英一蝶(はなぶさいっちょう)の描いた、遊女が烏帽子(えぼし)・水干(す...
あして‐かげ【足手影】
1 人の姿。面影。「都の人の—もなつかしう候へば」〈謡・隅田川〉 2 人の往来が盛んな所。「諸国の城下、または入り舟の湊(みなと)などは、人の—にて」〈浮・織留・三〉
あと‐な・し【跡無し】
[形ク] 1 跡形もない。はかない。「しるべせよ—・き浪にこぐ舟のゆくへも知らぬやへの潮かぜ」〈新古今・恋一〉 2 人の往来がない。「かよひこし宿の道芝かれがれに—・き霜にむすぼほれつつ」〈新古...
アメリカたいりくかん‐だいこうさ【アメリカ大陸間大交差】
《Great American Interchange》約300万年前に北アメリカ大陸と南アメリカ大陸がつながり、パナマ地峡を経由して両大陸間の動物が往来できるようになった現象。具体的には新北亜...
アモイ【Amoy】
中国福建省南東部、台湾海峡に面する港湾都市。古くから貿易港として発展。17世紀ごろよりポルトガルなどの商人が往来、20世紀に入って華僑(かきょう)の流出港として知られた。シヤメン。人口、行政区2...
いかり‐いし【碇石】
古代から中世にかけて用いられた石製のいかり。港や海中などから出土し、交易船・軍船の往来を示す証拠となる。
いずもざき【出雲崎】
新潟県中部、三島郡の地名。もと北陸街道の宿駅で、佐渡への官船往来の港。日本最初の油井(ゆせい)が掘られた所。良寛(りょうかん)の生地。
いと‐の‐くに【伊都国】
弥生時代、九州北部にあったという国。邪馬台国(やまたいこく)に従属。中国大陸・朝鮮半島との往来の中継地であったといわれる。伊都。
いまい‐ぶね【今井船】
江戸時代、大坂と伏見の間、淀川を往来した早船。今井道伴が創始したことからこの名がある。