ふん‐ど【憤怒/忿怒】
[名](スル)ひどく怒ること。ふんぬ。「非道な行為に—する」
ほとお・る【熱る】
[動ラ四] 1 熱を発する。熱くなる。また、ほてる。ほとぼる。「胸—・りて、堪へ忍びがたし」〈沙石集・五本〉 2 腹を立てる。怒る。「さるべきこともなきを—・りいで給ふ」〈枕・一六二〉
仏(ほとけ)の顔(かお)も三度(さんど)
《いかに温和な仏でも、顔を三度もなでられると腹を立てるの意から》どんなに慈悲深い人でも、無法なことをたびたびされると怒ること。
ぼつ‐ぜん【勃然】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 急に、勢いよく起こるさま。「—として雄心がきざす」 2 顔色を変えて怒るさま。「—として色をなす」 3 思いがけないさま。突然。「韓湘—として傍らにあり」〈太...
まっ‐か【真っ赤】
[名・形動] 1 非常に赤いこと。充血して赤いこと。また、そのさま。「—な花」「西の空が—だ」「—になって怒る」「目を—にする」 2 全くそうであるさま。まるっきり。「—なにせ物」
むかい‐び【向かひ火】
1 燃え進んでくる火の勢いを弱めるために、こちら側からも火をつけること。また、その火。「火を打ち出でて、—を著けて焼き退(そ)けて」〈記・中〉 2 怒る相手以上に怒ってみせて、相手の勢いをおさえ...
むき【向き】
1 向いている方向・方角。「風の—」「北—の部屋」 2 関心・希望などの向かう方面や傾向。また、それらの内容。「物事を楽観する—がある」「願いの—を伝える」 3 人。おかた。「御希望の—はおいで...
む‐り【無理】
[名・形動](スル) 1 物事の筋道が立たず道理に合わないこと。また、そのさま。「—を言われても困る」「怒るのも—はない」「—な言いがかり」 2 実現するのがむずかしいこと。行いにくいこと。また...
むり‐からぬ【無理からぬ】
[連体]《形容詞未然形語尾に打消しの助動詞「ぬ」のついた「よからぬ」などの「からぬ」を「無理」につけてできた語》無理ではない。道理である。当然である。「彼が怒るのも—ことだ」
無理(むり)もな・い
もっともだ。当然である。「彼が怒るのも—・い」