おうぎ‐かずら【扇蔓】
シソ科の多年草。山地の木陰に生え、高さ8〜20センチ。葉は縁に粗い波形のぎざぎざがあり、扇を思わせる。4、5月ごろ、紫色の唇形の花を数個つける。
おうむ‐がい【鸚鵡貝】
頭足綱オウムガイ科の軟体動物。カンブリア紀に出現し古生代前半に繁栄。現在、4あるいは6種が熱帯海域にすみ、生きている化石とよばれる。現生種は殻長約20センチ、平面に螺旋(らせん)形に巻いた白い殻...
おかめ‐こおろぎ【阿亀蟋蟀】
コオロギ類の一群。日本にはハラオカメコオロギ・タンボオカメコオロギなど数種おり、いずれも雄の顔は扁平な楕円形で、おかめの面を思わせる。乾燥地にすみ、リリリリと鳴く。《季 秋》
おし‐げ【惜しげ】
[名]惜しむ気持ち。「—もなく与える」
[形動ナリ]惜しいと思わせるさま。「みづらゆひ給へるつらつき、顔のにほひ、さまかへ給はむこと—なり」〈源・桐壺〉
かい‐ざいく【貝細工】
1 貝殻を材料にして細工物を作ること。また、その作品。 2 キク科の多年草。園芸上は一年草とする。高さ60〜90センチ。全体に綿毛をかぶり、茎と葉の基部とに長い翼がある。夏から秋、黄色い頭花を開...
カサ‐ロマ【Casa Loma】
カナダ、オンタリオ州南東部の都市トロントにある邸宅。ナイアガラの滝の水力発電で財を成したペラット卿の私邸として、1914年に建造。中世ヨーロッパの城を思わせるネオゴシック様式の建物であり、図書室...
かじ【火事】
《原題、(イタリア)Il fuoco》ハイドンの交響曲第59番イ長調の通称。1769年作曲。通称は火事を思わせる激しく劇的な楽想に由来する。
かま‐いるか【鎌海豚】
マイルカ科の哺乳類。全長約2.2メートル。背びれが後ろに傾き、後縁が白く、鎌を思わせる。北太平洋に分布、日本近海にも多い。
かや‐らん【榧蘭】
ラン科の常緑多年草。深山の岩や樹木の上に着生し、高さ3〜10センチ。葉は細長い楕円形で、2列に互生し、榧の葉を思わせる。初夏、淡黄色の花を数個つける。
カリグラフィー【calligraphy】
1 欧文の文字を美しく書く技術。 2 主に抽象絵画で、文字を思わせる記号的形象。また、日本・中国の書に想を得た、筆勢による表現方法。 3 日本・中国における書道。