く‐とう【句読】
1 文を読むとき、その文の切れるところと一時息を切るところ。 2 文章の読み方。特に、漢文の素読。「父恭斎に—を授けられていたのである」〈鴎外・渋江抽斎〉 3 「句読点」の略。
くに‐ばら【国腹】
江戸時代、大名が国もとの側室に産ませた子女。御国腹(おくにばら)。「信州の大名、—の子息両人持ち給ひしが」〈浮・新可笑記・一〉
苦(く)に病(や)・む
たいそう気にして思い悩む。苦にする。「息子の素行を—・む」
くび・る【縊る】
[動ラ五(四)] 1 首を絞めて殺す。「のどを—・られて息絶える」 2 罪人を縛り首にする。「—・らるる者九人、流さるる者十五人」〈孝徳紀〉
[動ラ下二]「くび(縊)れる」の文語形。
くま‐おくり【熊送(り)】
アイヌの儀礼・行事の一。熊を、神の化身と考え、その霊を神の国へかえすために行うもの。捕獲した子熊を一定期間飼育し、丁重な儀礼をもって殺し、祭壇にそなえ、その肉を共食し、神の国へ送る。同様の儀式が...
くまがいじんや【熊谷陣屋】
浄瑠璃「一谷嫩軍記(いちのたにふたばぐんき)」の三段目切(きり)の通称。平敦盛を救えとの源義経の密命を果たすため、敦盛の身代わりとして息子の小次郎を犠牲にした熊谷直実(くまがいなおざね)は、無常...
くまのプーさん【クマのプーさん】
《原題Winnie-the-Pooh》英国の童話作家ミルンによる童話集。1926年刊。著者の息子をモデルとした少年クリストファー=ロビンと、その友達である熊のぬいぐるみのプーたちが、森の中で穏や...
くめ‐じま【久米島】
沖縄諸島の西端にある火山島。古くは球美(くみ)ともいわれ、中国との交易の中心地であった。キクザトサワヘビやクメジマボタルなど島固有の水生生物が生息する渓流一帯は、平成20年(2008)ラムサール...
クラチェ【Kratie】
カンボジア東部、クラチェ州の都市。同州の州都。首都プノンペンの北東約150キロメートル、メコン川沿いに位置する。州の大半を森林に覆われ、農業が盛ん。絶滅危惧種のカワゴンドウが生息することで知られ...
クランバ‐やせいどうぶつほごく【クランバ野生動物保護区】
《Kulamba Wildlife Reserve》マレーシア、ボルネオ島北東部、サバ州にある自然保護区。スガマ川沿いの低湿地帯に位置し、スールー海に面する。オランウータン、バンテンなどの野生動...