こん‐わく【昏惑】
[名](スル)道理に暗くて、どう判断したらよいか思い迷うこと。昏迷。
さん‐なく【三惑】
「さんわく」の連声(れんじょう)。
さん‐ふわく【三不惑】
酒・女・金(かね)の三つにおぼれないこと。
さん‐わく【三惑】
《連声(れんじょう)で「さんなく」とも》仏語。天台宗でいう、修行の妨げとなる三つの誘惑。見思惑(けんじわく)・塵沙惑(じんじゃわく)・無明惑(むみょうわく)。
しまばらたいへん‐ひごめいわく【島原大変肥後迷惑】
寛政4年(1792)の雲仙岳噴火活動によって起こった災害。雲仙岳の東にある眉山(まゆやま)が火山性地震により山体崩壊を起こして島原に流出。さらに、有明海に流れ込んだ土砂は津波を発生させ、対岸の肥...
しゅ‐わく【修惑】
仏語。修道によって断じられる煩悩。思惑(しわく)。
し‐わく【思惑】
仏語。修道で断ち切られる貪(とん)・瞋(しん)・痴・慢などの煩悩(ぼんのう)。修惑(しゅわく)。
じゅう‐わく【十惑】
仏語。貪(とん)・瞋(しん)・痴・慢・疑・見の6煩悩(ぼんのう)のうちの見を、有身見・辺執見・邪見・見取見・戒禁取見に分けて数えた10の煩悩。
せいアントニウスのゆうわく【聖アントニウスの誘惑】
《原題、(オランダ)Verzoeking van de heilige Antonius》ボッシュの絵画。板に油彩。三連祭壇画であり、中央パネルは縦135センチ、横119センチ、両翼は横53セン...
せいアントワーヌのゆうわく【聖アントワーヌの誘惑】
《原題、(フランス)La Tentation de saint Antoine》フロベールの長編小説。独白劇風の体裁で書かれた幻想的な小説で、1849年に書かれた第一稿から数度の改稿を経て、18...