胸(むね)焦(こ)が・る
苦しみもだえて胸が熱くなるように感じる。「をりをり人やりならぬ—・るる夕べもあらむと」〈源・帚木〉
胸(むね)に当(あ)た・る
思い当たる。心に強く感じる。「夜中に魑魅魍魎(ちみもうりょう)に魘(おそ)われたのも、思い出して、私は犇々(ひしひし)と—・った」〈鏡花・高野聖〉
胸(むね)に応(こた)・える
心に強く感じる。痛切な思いが残る。胸にひびく。「何気ない一言が—・えた」
むね‐やけ【胸焼け/胸灼け】
胃から突き上げてくる、焼けつくような感じや疼痛(とうつう)に似た感覚。嘈囃(そうそう)。むなやけ。
胸(むね)を冷(ひ)や・す
不安や危険を感じてぞっとする。肝を冷やす。「流石の鉄面皮(ずうずうしき)悪婆といえども、争(いか)でか—・さざらん」〈逍遥・当世書生気質〉
む‐ま【夢魔】
夢の中に現れて人を苦しませる悪魔。転じて、不安や恐怖を感じさせる夢。
めい‐わきやく【名脇役】
映画やドラマ、舞台などで、主役を引き立てながらも、主役以上の存在感さえ感じさせる脇役。また、比喩的に、指導者ではないが、組織の円滑な運営になくてはならない人。
めい‐わく【迷惑】
[名・形動](スル) 1 ある行為がもとで、他の人が不利益を受けたり、不快を感じたりすること。また、そのさま。「人に—をかける」「—な話」「一人のために全員が—する」 2 どうしてよいか迷うこと...
目(め)から火(ひ)が◦出(で)る
頭を強くぶつけたとき、目の前が真っ暗になって光が飛び交うような感じがすることをいう。
め‐ぢから【目力/眼力】
1 目の表情や視線が他人に与える印象。特に、その人の意志や内面の強さなどが現れているように感じさせる目の表情。視線自体から感じる圧力・圧迫感。「—がある」 2 あるものを見て、それを頼りに思うこ...