プリオン【prion】
たんぱく質性の感染因子。正常型と異常型があり、異常型は、クロイツフェルトヤコブ病や牛海綿状脳症(BSE)の病原体とされる。ウイルスや細菌のように遺伝子をもたないことから、病原体ではないという意見...
プリオン‐びょう【プリオン病】
異常型プリオンによって引き起こされる致死性の病気の総称。脳に無数の空胞ができてスポンジ状になる。ヒトのクロイツフェルトヤコブ病、ヒツジやヤギのスクレイピー、ウシの牛海綿状脳症(BSE)、シカの慢...
プレパンデミック‐ワクチン【prepandemic vaccine】
新型インフルエンザウイルスが世界的規模で同時に流行する前に、感染者などから採取したウイルスをもとに製造されたワクチン。→パンデミック
プール‐ねつ【プール熱】
咽頭結膜熱の俗称。プールで感染し集団発生することがあるのでいう。
ヘマグルチニン【hemagglutinin】
ウイルスの表面に存在する糖たんぱく質の一つ。赤血球を凝集させる作用を持つ。インフルエンザウイルスでは、宿主細胞の表面にあるシアル酸を含む糖鎖と結合し、ウイルスを細胞内に侵入させる役割を果たす。赤...
ヘルペス【herpes】
皮膚に小水疱(すいほう)が群れをなして生じる状態。ヘルペスウイルスの感染によって起こり、口唇や陰部にできる単純性疱疹(ほうしん)や帯状疱疹(たいじょうほうしん)がある。疱疹。
ヘルペスウイルス【herpesvirus】
ウイルスの一。ヘルペス(疱疹(ほうしん))を引き起こす単純ヘルペスウイルスのほか、サイトメガロウイルスやEBウイルス、コイに感染する鯉ヘルペスウイルスなどがある。
へんとう‐えん【扁桃炎】
扁桃、特に口蓋扁桃の炎症。溶連菌・肺炎菌・インフルエンザ菌の感染によるものが多く、赤くはれてのどが痛み、発熱する。扁桃腺炎。
へんぺい‐コンジローム【扁平コンジローム】
梅毒の第2期に陰部・肛門や乳房の下などに生じる赤く平らな盛り上がり。接触による感染源となる。
ベルリン‐の‐かんじゃ【ベルリンの患者】
2008年に世界で初めてHIV感染からの治癒が確認された患者。名称は、同患者がベルリン滞在時の1995年にHIV陽性と診断されたことに由来する。白血病を発症して骨髄移植手術を受けた際、HIVのウ...