うつろ【空ろ/虚ろ】
[名・形動] 1 (「洞ろ」とも書く)内部がからであること。また、そのさま。空洞。うろ。からっぽ。「中は—になっている巨木」 2 心が虚脱状態であること。また、そのさま。表情などに生気のないさま...
うと・む【疎む】
[動マ五(四)]いやだと思う。嫌って遠ざける。うとんずる。「自分勝手なので、みんなから—・まれる」 [動マ下二]嫌うようにさせる。多く「言う」「聞こゆ」などと複合して用いる。「かつは言ひも—...
お‐とぎ【御伽】
《貴人・敬うべき人のための「とぎ」の意》 1 夜のつれづれを慰めるために話し相手となること。また、その人。「若君の—をする」 2 寝所に侍ること。また、その人。侍妾。 3 「御伽話」の略。「—の...
おにがわら【鬼瓦】
狂言。都に出てきた大名が訴訟に勝って因幡(いなば)堂へお礼参りに行ったとき、鬼瓦を見て国もとの妻の顔を思い出して泣くが、太郎冠者に慰められて、笑う。
おもい‐や・る【思い遣る】
[動ラ五(四)] 1 他人の身の上や心情を推し量って、同情する。また、配慮する。「被災者の生活を—・る」 2 遠く隔たっている人や物事を思う。思いをはせる。「故郷の母を—・る」「老後を—・る」 ...
かく‐ごん【恪勤】
1 怠けずにまじめに勤めること。精勤。かくご。「—の薄さに、今日ばかりは慰め侍るを」〈狭衣・一〉 2 「かくご(恪勤)2」に同じ。 3 「かくご(恪勤)3」に同じ。
かぜ‐みまい【風見舞(い)】
暴風のあと、知人などの安否や被害などを尋ね、被災者を慰めること。
かん‐なぎ【巫/覡】
《「神和(かんな)ぎ」の意。「かむなぎ」とも表記》神に仕えて、神楽を奏して神意を慰め、また、神降ろしなどをする人。男を「おかんなぎ(覡)」、女を「めかんなぎ(巫)」という。令制では神祇官の所管に...
きき‐かよ・う【聞き通ふ】
[動ハ四] 1 耳に入ってくる。うわさに流れる。「おのづから—・ひて、隠れなき事もこそあれ」〈源・浮舟〉 2 聞いて互いに心を通わせる。「御遊びの折々、琴、笛の音(ね)に—・ひ、ほのかなる御声を...
機嫌(きげん)を取(と)・る
人の気分を慰めやわらげるようにする。人の気に入るような言動をする。