にくみ【憎み/悪み】
憎むこと。憎しみ。憎悪。〈和英語林集成〉
ね・める【睨める】
[動マ下一][文]ね・む[マ下二] 1 にらむ。「眼(まなこ)を剝(む)き出し、瞤(まじろ)ぎもせでぐいと—・めしが」〈露伴・五重塔〉 2 警戒して目を付ける。また、憎しみでいきどおる。「そんな...
のろ・う【呪う/詛う】
[動ワ五(ハ四)] 1 恨みや憎しみを抱いている人に災いが起こるように神仏に祈る。また、災難がふりかかったり、失敗したりするように願う。「恋仇(がたき)を—・う」「—・われた運命」 2 強く恨む...
はんどう‐けいせい【反動形成】
心理学で、自我の防衛機制の一。抑圧された欲求と反対傾向の態度が強調して示されること。例えば、憎しみの感情に対抗して、反対の甘やかしが生じるなど。
パトス【(ギリシャ)pathos】
アリストテレス倫理学で、欲情・怒り・恐怖・喜び・憎しみ・哀(かな)しみなどの快楽や苦痛を伴う一時的な感情状態。情念。⇔エートス。
胸(むね)が裂(さ)・ける
悲しみや憎しみなどで、胸が張り裂けるような苦痛を感じる。
目(め)を側(そば)・める
憎しみや恐れのために正視できず横目で見る。「二人は逸早く—・めて紳士の風采を視たり」〈紅葉・金色夜叉〉
やがる
[助動][やがら|やがり・やがっ|やがる|やがる|やがれ|やがれ]《補助動詞「上がる」から》動詞の連用形、助動詞「れる」「られる」「せる」「させる」の連用形に付く。軽蔑や憎しみなどの気持ちを込め...
やこ【野狐】
田中英光の短編小説。妻子をもちながら破滅的生活に溺れていく男の姿を描いた私小説的作品。昭和24年(1949)「知識人」誌に発表。同年刊行の作品集「愛と憎しみの傷に」に収録。
よう‐じゅつ【妖術】
1 人を惑わすあやしい術。幻術。「—使い」 2 《witchcraft》その人が意図しなくとも、他人にねたみや憎しみを感じたりすると、その人に災いをもたらすような心霊作用・力。