アンビバレンス【ambivalence】
同一対象に対して、愛と憎しみなどの相反する感情を同時に、または、交替して抱くこと。精神分析の用語。両面価値。両面価値感情。
うぬ【汝/己】
[代] 1 二人称の人代名詞。相手をののしっていう語。「おの」の音変化ともいう。きさま。てめえ。「—まで死なせてなるものか」〈鴎外・山椒大夫〉 2 反射代名詞。自分自身。「バカ、—がケンカをし...
可愛(かわい)さ余(あま)って憎(にく)さが百倍(ひゃくばい)
かわいいと思う心が強いだけに、いったん憎いと思いはじめると、その憎しみは非常に強くなるものだということ。
きゅう‐てき【仇敵】
恨みや憎しみをいだいている相手。かたき。「年来の—」
こ‐いつ【此奴】
[代]《「こやつ」の音変化》 1 三人称の人代名詞。話題になっている人を軽んじ、ののしったり親しみをこめたりしていう。「だって—が先にやったんだもん」 2 近称の指示代名詞。「これ」のぞんざいな...
この‐やろう【此の野郎】
相手に対して、憎しみや軽蔑、または親愛の気持ちを込めていう語。また、感動詞的に用いて、怒りなどの気持ちを表す語。「—、よくも殴ったな」「—、とうとう壊れやがった」
しっ‐し【疾視】
[名](スル)憎しみをもって見ること。「スパルタ政府の、最も—する人物なり」〈竜渓・経国美談〉
瞋恚(しんい)の炎(ほのお)
燃え上がる炎のような激しい怒り・憎しみ、または恨み。瞋恚のほむら。
トリスターナ【Tristana】
ペレス=ガルドスの小説。1892年刊。多難な人生を歩む、薄幸の女性の愛と憎しみを描いた作品。1970年、ルイス=ブニュエル監督により映画化。
にえ‐た・つ【煮え立つ】
[動タ五(四)] 1 煮えて、沸き立つ。にたつ。「スープが—・つ」 2 怒りや憎しみでいっぱいになる。「腹の底が—・つ」