あい‐ぞう【愛憎】
愛することと憎むこと。「—の念が入り混じる」「—相半ばする」
あた・む【仇む】
[動マ四]敵視する。恨む。憎む。「この監(げん)に—・まれては、いささかの身じろきせむも、所せくなむあるべき」〈源・玉鬘〉
いたり‐て【至りて】
[副]程度のはなはだしいさま。非常に。いたって。「—愚かなる人は、たまたま賢なる人を見てこれを憎む」〈徒然・八五〉
いや・む【否む】
[動マ四]気を悪くして憎む。嫌う。「国司も国司にこそよれ。我らにあひて、かうは言ふぞとて、—・み思ひて」〈宇治拾遺・三〉
うらみ【恨み/怨み/憾み】
1 他からの仕打ちを不満に思って憤り憎む気持ち。怨恨(えんこん)。「あいつには—がある」「—を晴らす」 2 (憾み)他と比べて不満に思われる点。もの足りなく感じること。「技巧に走りすぎた—がある...
えん‐お【厭悪】
[名](スル)嫌い憎むこと。ひどくいやに思うこと。嫌悪。「生きる事それ自身を—させるこの悩ましい頭の前には」〈三重吉・小鳥の巣〉
えん‐どく【怨毒】
ひどくうらみ憎むこと。「—を買う」〈東海散士・佳人之奇遇〉
おん‐ぞう【怨憎】
うらみ、憎むこと。えんぞう。
おんぞう‐えく【怨憎会苦】
仏語。八苦の一。うらみ憎む相手に会う苦しみ。
かん‐ぞく【奸賊/姦賊】
心のねじけた者。憎むべき悪者。