い‐かけ【沃懸(け)】
1 水を注ぎかけて身を清めること。 2 「沃懸地」の略。
いちぐ‐ゆがけ【一具弓懸】
騎射用の、左右の手につける弓懸。諸(もろ)弓懸。
えぼし‐かけ【烏帽子掛(け)/烏帽子懸(け)】
1 烏帽子が脱げないように、後部の風口(かざくち)につけて後頭部で結んだり、頂上からかけてあごの下で結んだりする紐(ひも)。武士の折烏帽子では組緒を用い、頂頭(ちょうず)掛けという。 2 烏帽子...
おい‐かけ【老懸/緌】
武官の正装の冠につけて顔の左右を覆う飾り。馬の尾の毛で扇形に作ったものを掛緒(かけお)でつける。冠(こうぶり)の緒。ほおすけ。
お‐がさがけ【小笠懸】
笠懸の一。4寸(約12センチ)四方の小さい的を馬上から射る競技。中世に盛んに行われた。
おも‐がい【面繋/面懸/羈/面掛】
《「おもがき」の音変化》馬具の一。轡(くつわ)を固定するために、馬の頭にかける緒。おもづら。→三繋(さんがい)
かけ【掛(け)/懸(け)】
[名] 1 売り値に対する卸値。また、本来の値段に対する、値引きして売る値段の割合。 2 「掛け売り」「掛け買い」の略。「—で買う」 3 「売掛金」「買掛金」の略。「—がたまる」 4 「掛け蕎...
かさ‐がけ【笠懸】
馬に乗って走りながら弓を射る競技。平安末期から鎌倉時代にかけて盛んに行われた。もとは射手の笠をかけて的としたが、のちには円板の上に牛革を張り、中にわらなどを入れたものを用いた。小笠懸(おがさがけ...
がけ【掛(け)/懸(け)】
[接尾] 1 名詞に付く。 ㋐それを身につけている意を表す。「たすき—」「ゆかた—」 ㋑(「心」あるいはそれに類する語に付いて)心の中にいつもあることを抱いている意を表す。「心—」「思い—ない」...
くじ‐かさがけ【籤笠懸】
笠懸の一。五対のくじを竹筒に入れ、10人の射手がそのくじを馬上で受け取り、笠懸が終わったのち、対のくじを持っている者と射当てた矢の数を競う。