なわ‐のび【縄延び】
江戸時代、検地に使用する縄が、気候条件などにより延びること。また、そのため土地の実面積が、測量面積より大きくなること。
なん‐いち【南一】
江戸時代、南鐐(なんりょう)といわれた二朱銀1枚のこと。また、その値段。
なん‐えんどう【南円堂】
奈良市の興福寺にある堂の一。江戸時代の再建で北円堂と同じ八角円堂。本尊の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)座像は平安末期の康慶の作。西国三十三所第9番札所。
なんかい‐じしん【南海地震】
紀伊半島沖から四国沖にかけての地域を震源に発生する大地震。天武天皇13年(684)、正平16年(1361)、宝永4年(1707)、安政元年(1854)、昭和21年(1946)と、繰り返し発生して...
なん‐が【南画】
1 南宗画(なんしゅうが)の略称。 2 江戸中期以降、南宗画の影響のもとに独自の様式を追求した新興の画派の作品。大成者は池大雅と与謝蕪村。
なん‐こ【何個/何箇】
1 どれほどの個数。いくつ。個数が不明であるときに用いる。「あと—必要ですか」 2 《「なんご」とも》遊戯の一。碁石や細かく折った杉ばしなどを、手の中に握って差し出し、持っている数を当てさせるも...
なん‐ごく【南国】
南方の国。南方の地方。南州。「—の生まれ」
《江戸城の南にあったところから》品川遊郭の異称。新吉原の「北国」に対していう。南。南州。
なんぜん‐じ【南禅寺】
京都市左京区にある臨済宗南禅寺派の大本山。正しくは太平興国南禅禅寺。山号は瑞竜山。正応4年(1291)無関普門を開山とし、亀山法皇の離宮を寺としたのに始まる。足利義満のとき、五山の別格上位に列せ...
なんちょうほうき【男重宝記】
江戸初期の教養書。5巻。草田寸木子(すんぼくし)著。元禄6年(1693)刊行。手習い・詩・俳諧・茶の湯・将棋など、一般知識や諸芸について記したもの。
なんと‐ぶぎょう【南都奉行】
1 室町幕府の職名。東大寺・興福寺を管理し、また、奈良の市政・訴訟などをつかさどった。 2 江戸時代、奈良奉行の俗称。