扇(おうぎ)を鳴(な)ら・す
1 案内を請うとき、扇を打ち鳴らして人を呼ぶ。「一夜の戸口に寄りて、—・し給へば」〈源・総角〉 2 扇を手で打って歌などの拍子をとる。「あるいはうそぶき、—・しなどするに」〈竹取〉
せん【扇】
[常用漢字] [音]セン(呉)(漢) [訓]おうぎ あおぐ あおる 〈セン〉 1 おうぎ。うちわ。「扇子(せんす)・扇面・扇状地/銀扇・軍扇・秋扇・団扇(だんせん)・換気扇」 2 おうぎで風を...
せん‐おう【扇央】
扇状地の中央部分。標高がもっとも高い扇頂と末端部の扇端の間に位置し、伏流を伴うことが多い。
せん‐か【扇架】
⇒扇掛(おうぎか)け
せん‐がん【扇眼】
扇のかなめ。
せんけい‐グラフ【扇形グラフ】
⇒円グラフ
せん‐こつ【扇骨】
1 扇の骨。 2 《材質が堅く扇の骨に用いられたところから》カナメモチの別名。
せん‐じょう【扇情/煽情】
人の感情や欲望をあおること。
せん‐じょう【扇状】
扇を開いた形。扇形。
せんじょう‐ち【扇状地】
川が山地から平地へ流れ出る所にできた、扇形の堆積(たいせき)地形。川の勾配(こうばい)が急に小さくなり、流水の運搬力が急減するため、上流から流れてきた砂礫(されき)が堆積してできる。沖積扇状地。