1. 手の届くあたり。手近自分のそば。「辞書を—に置く」

  1. 道具などの、手で握るところ。握り。「鍬 (くわ) の—」

  1. 手の動かし方。手の動き。また、手並み。「—が狂う」

  1. 生計をたてるための金。また、暮らし向き。「—不如意」

    1. 「紀の国屋伊兵衛はどの位—が苦しかったか」〈芥川・雛〉

  1. 女房詞から》箸 (はし) 。→御手元 (おてもと) 

  1. 手元金」の略。

  1. 腕前技量

    1. 「為朝が—はおぼゆるものを」〈古活字本保元・中〉

出典:青空文庫

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