ただ‐ごと【徒言/只言】
《古くは「ただこと」》技巧などを用いない、ありのままの言葉。歌語でも比喩でもない日常の言葉。「これは、—に言ひて、物にたとへなどもせぬものなり」〈古今・仮名序〉
チゴイネルワイゼン【(ドイツ)Zigeunerweisen】
《ジプシーの旋律の意》サラサーテ作曲のバイオリン曲。華麗な技巧と哀愁に満ちた旋律で知られる。ツィゴイネルワイゼン。ツィゴイナーワイゼン。
ちょうしん‐るこつ【彫心鏤骨】
心に彫りきざみ骨にちりばめること。非常に苦心して詩文などを練り上げること。ちょうしんろうこつ。「—の技巧実に燦爛(さんらん)の美を恣(ほしいまま)にす」〈上田敏訳・海潮音〉
ちょう‐ぜつ【超絶】
[名](スル) 1 程度が他よりもはるかにとびぬけてすぐれていること。「—した技巧」 2 他とは無関係に、より高い立場にあること。超越。「俗世間から—する」 3 ⇒超越(ちょうえつ)3㋑ [補説...
テクニカル【technical】
[形動] 1 技巧的。技術的。「—な要因」 2 専門的。学術的。「—な分野」 [名]「テクニカル分析」の略。
テクニシャン【technician】
高度の技巧・技術をもった人。技巧派。「—のボクサー」
テクニック【technic】
技術。技巧。技法。
て‐れん【手練】
人をだましてあやつる技巧・方法。手管(てくだ)。「娼妓(うかれめ)に—あるは当然にして」〈逍遥・当世書生気質〉
てんい‐むほう【天衣無縫】
[名・形動]《「霊怪録」による》 1 天人の衣服には縫い目のあとがないこと。転じて、詩や文章などに、技巧のあとが見えず自然であって、しかも完全無欠で美しいこと。また、そのさま。「—な(の)傑作」...
トッカータ【(イタリア)toccata】
自由な形式の、鍵盤(けんばん)楽器のための技巧的な楽曲。