むな‐いた【胸板】
1 胸部の、板のように平らになっているところ。「—を撃ち抜く」 2 鎧(よろい)の胴の最上部の、胸にあたる部分。
めい‐さつ【明察】
[名](スル) 1 はっきりと真相や事態を見抜くこと。「実情を—する」 2 相手を敬って、その推察をいう語。「御—のとおりです」
目釘(めくぎ)を湿(しめ)・す
唾(つば)などで目釘をぬらして固定させ、刀を抜く用意をする。「主従刀の—・し、手ぐすね引いて待ちかけ居る」〈浄・忠臣蔵〉
もんきり‐がた【紋切り型】
1 紋形を切り抜くための型。 2 きまりきった型。かたどおりで新味のないこと。「—の祝辞」
やぶ‐ぢから【藪力】
藪竹を引き抜くほどの力。ばかぢから。「十七八の—、藪にしがらむ竹の根は一度に穿(うが)って引き抜くとも」〈浄・加増曽我〉
ゆう‐すず【夕涼】
夕方の涼しさ。また、その時分。《季 夏》「—に農婦農衣のエモン抜く/草田男」
らん‐せい【乱世】
秩序が乱れて戦乱や騒動などの絶えない世の中。らんせ。「—を生き抜く」⇔治世。
ろうと‐して【牢として】
[副]固くしっかりしていて、動かしたり、変えたりすることができないさま。「此頑固は本人にとって—抜くべからざる病気に相違ない」〈漱石・吾輩は猫である〉
わた【腸】
内臓。はらわた。「魚の—を抜く」