おとぎり‐そう【弟切草】
オトギリソウ科の多年草。山野に生え、高さ30〜60センチ。葉は披針(ひしん)形で対生し、基部は茎を抱く。夏から秋、黄色い5弁花をつける。花は1日の寿命で、日中だけ咲く。茎や葉を痛み止めや切り傷の...
おもい‐うたが・う【思ひ疑ふ】
[動ハ四]不審を抱く。疑わしく思う。「更にな—・ひ給ひそ」〈落窪・二〉
かい‐しゅん【懐春】
《古代、中国では婚姻の時期を仲春(陰暦2月)に定めていたところから》年ごろになって春情を抱くこと。異性を思うようになること。特に、女子にいう。「—の年紀(としごろ)なるも、家訓甚だ、厳正なるが故...
かい‐ほう【懐抱】
[名](スル) 1 ふところに抱くこと。抱きしめること。抱擁。 2 ある思いや計画などを心の中に持つこと。また、その思いや計画。抱懐。「何等の意見をも—しておられないということは」〈鴎外・懇親会...
カイン‐コンプレックス【Cain complex】
兄弟に対して競争心や嫉妬(しっと)、敵意を抱く心的傾向。名称は旧約聖書中の人物カインにちなむ。
か‐しん【禍心】
他人に災いを加えようとする心。害心。「—を抱く」
かぜのまたさぶろう【風の又三郎】
宮沢賢治の童話。昭和9年(1934)刊。山奥の小学校に転校してきた少年を、村の子供たちが風の化身と思い込み、親しみと畏怖の念を抱く姿を描く。
か‐だい【過大】
[形動][文][ナリ]大きすぎるさま。大きすぎて実際と合わないさま。「—な費用」「—な期待を抱く」「損害を—に報告する」⇔過小。
かめんのこくはく【仮面の告白】
三島由紀夫の小説。同性にしか性的な欲望を抱くことができない「私」が自身の半生を語る自伝的長編。昭和24年(1949)刊行。著者初期の代表作。
カレリア【Kareliya/Карелия】
ロシア連邦を構成する共和国。西はフィンランドに接し東に白海を抱く。首都ペトロザボーツク。木材加工業などが盛ん。基幹民族はフィン族のカレリア人だが、ロシア系が大半を占める。 [補説]作品名別項。→...