すず‐むし【鈴虫】
1 直翅(ちょくし)目スズムシ科の昆虫。中形で、暗い草むらにすむ。体は黒色で、触角や脚の根元は白色。雌は長い産卵管をもち、地中に卵を産む。雄は左右の広い前翅(まえばね)をすりあわせてリーンリ...
たちばなふじん‐ずし【橘夫人厨子】
光明皇后の母、橘三千代の念持仏と伝える阿弥陀三尊像を安置する木造の厨子。法隆寺金堂天蓋(てんがい)を模した天蓋付きの龕(がん)と須弥座(しゅみざ)および台脚からなり、高さ約2.7メートル。三尊・...
ちょうこう‐どう【長講堂】
《「ちょうごうどう」とも》京都市下京区にある浄土宗の寺。正称は法華長講弥陀三昧堂。もと後白河法皇が六条の仙洞(せんとう)御所に設けた持仏堂に始まる。六条長講堂。
ちょうこうどう‐りょう【長講堂領】
後白河法皇の持仏堂である長講堂に付属した所領。多いときには荘園100か所以上に及び、法皇の皇女宣陽門院を経て後深草上皇に譲渡され、以後持明院統の経済的基礎となった。
つり‐おまえ【釣り御前】
掛け軸に仕立て上げた絵像の持仏。
とうぐ‐どう【東求堂】
京都の慈照寺(銀閣寺)にある足利義政の持仏堂。文明18年(1486)建立。
どや・く
[動カ四]《「どやぐ」とも》大声で騒ぐ。わめく。「それそれ持仏堂の脇にもたし掛けて置きましたと—・きける」〈浮・五人女・一〉
ない‐ぶつ【内仏】
1 寺院で、本堂以外の私房に安置した仏像。 2 在家で、居室に安置した仏像。持仏。
ねんじ‐ぶつ【念持仏】
日常身につけたり身辺に置いたりして拝む仏像。また、本尊として信仰する仏。持仏。
ぶっ‐しゃ【仏舎】
仏をまつる建物。仏堂。持仏堂。祠堂。