ぎ‐よく【蟻浴】
鳥類が羽毛にアリをすりつけたり、はわせたりする行動。アリの出す蟻酸などの化学物質が、ダニなどの外部寄生虫を減らすためと考えられている。日本ではカラスやムクドリに見られる。また、蟻酸を出させたあと...
くさ‐かげろう【草蜉蝣】
1 クサカゲロウ科の昆虫。翅(はね)の開張約3センチ。体は緑色、翅は透明で脈が緑色。 2 脈翅(みゃくし)目クサカゲロウ科の昆虫の総称。細い体で弱々しく、薄く大きい4枚の翅を屋根形に畳む。成虫・...
クリオネ【clione】
《学名の一部からの名》ハダカカメガイ科の巻き貝ハダカカメガイの通称。貝殻はなく、体はむきだしで半透明。形は十字型で頭部の消化器が赤い。体長約3センチ。水中を羽ばたくようにして浮遊し、仲間の巻き貝...
ぐんたい‐あり【軍隊蟻】
定まった巣を作らず、集団で狩りをしながら移動する習性をもつアリの総称。熱帯雨林地域に生息し、アメリカ大陸に分布するグンタイアリ属やアジア・アフリカ大陸に分布するサスライアリ属など7属が知られる。...
けっきゅうどんしょく‐しょうこうぐん【血球貪食症候群】
本来は細菌などの異物や老化した赤血球などを捕食するマクロファージが、正常な血液細胞を捕食してしまうことによって起こる疾患。HPS(hemophagocytic syndrome)。血球貪食性リン...
けら【螻蛄】
直翅(ちょくし)目ケラ科の昆虫。体長約3センチ。頭部と前胸は頑丈で、前足はモグラに似てくまで状。地中に穴を掘ってすみ、昆虫などを捕食するほか植物の根なども食う。後ろ翅(ばね)が長く、夜飛んで灯火...
げじ【蚰蜒】
ゲジ目の節足動物。体長約3センチであるが、15対のきわめて長い歩脚をもつので大きく見える。家屋内の害虫を捕食する益虫。げじげじ。《季 夏》 [補説]歴史的仮名遣いは「げぢ」とする説もある。
げんごろう【源五郎/竜蝨】
甲虫目ゲンゴロウ科の昆虫。体長約40ミリ。体は扁平、黒色で側縁に黄褐色のすじがある。後脚は長く、長毛が生えたオール状。池沼にすみ、成虫・幼虫ともに他の昆虫やカエル・魚などを捕食。《季 夏》「代(...
こうかく‐るい【甲殻類】
甲殻綱の節足動物の総称。エビ・カニ・ヤドカリ・アミ・ミジンコなど。主に水中にすみ、えらで呼吸。体は頭・胸・腹の3部に分かれ、胸部の付属肢は歩行・捕食または遊泳に、腹部の付属肢は遊泳または哺育(ほ...
こうもり【蝙蝠】
《「かわほり」の音変化》 1 翼手目の哺乳類の総称。前あしおよびその指が著しく発達し、これらと胴・後あし・尾との間にうすい飛膜が張って翼を形成する。視覚は鈍いが、声帯から超音波を発して、その反響...