つつしみ【慎み/謹み】
1 慎むこと。控えめに振る舞うこと。「—のない人だ」「—を忘れた行為」 2 江戸時代、武士や僧侶に科した刑罰の一。家の内に籠居(ろうきょ)して外出することを許さないもの。謹慎。 3 物忌み。斎戒...
つつしみ‐ぶか・い【慎み深い】
[形][文]つつしみぶか・し[ク]心をひきしめて軽はずみな言動をしない。遠慮がちで控えめである。「—・く振る舞う」 [派生]つつしみぶかさ[名]
つつし・む【慎む/謹む】
[動マ五(四)] 1 あやまちや軽はずみなことがないように気をつける。慎重に事をなす。「行動を—・む」「言葉を—・みなさい」 2 度をすごさないようにする。控えめにする。節制する。「酒を—・む」...
つつまし・い【慎ましい】
[形][文]つつま・し[シク]《動詞「つつ(慎)む」の形容詞化》 1 遠慮深い態度である。控えめで、しとやかだ。「—・い振る舞い」「—・く寄り添う」「—・く咲く野の花」 2 ぜいたくでないさま。...
つづま‐やか【約まやか】
[形動][文][ナリ] 1 簡潔で要を得ているさま。てみじかなさま。「歎願なせる趣きを右小弁家の宛(あて)にして最(いと)—に記されたり」〈染崎延房・近世紀聞〉 2 控えめで質素なさま。つつまし...
のど・む【和む】
[動マ下二] 1 気持ちなどを落ち着かせる。やわらげる。静める。「心—・めて、人遣(や)りならぬ闇に惑はむ道の光にもし侍らむ」〈源・柏木〉 2 物事や動作を控えめにする。ゆるめる。「このもののた...
はちぶん‐め【八分目】
1 10分の8の分量。8割程度。「コップに水を—ほど入れる」 2 物事を控えめにすること。ほどほどの程度。「腹—」
はら‐はちぶ【腹八分】
満腹するまで食べないで、少し控えめにしておくこと。腹八分目。
ひき‐い・る【引き入る】
[動ラ四] 1 ひっこむ。ひきさがる。「見合はせ給へる御顔、いと赤うなりながら、わざと—・りなどせさせ給はず」〈狭衣・三〉 2 人から隠れる。ひきこもる。「物しめやかに—・り給へるを」〈源・紅...
へり‐くだ・る【謙る/遜る】
[動ラ五(四)]相手を敬って自分を控えめにする。謙遜(けんそん)する。卑下する。「—・ったものの言い方」