もみ‐た・てる【揉み立てる】
[動タ下一][文]もみた・つ[タ下二] 1 激しくもむ。盛んにもみ合う。「御輿(みこし)を—・てる」 2 しきりにうながす。せきたてる。「掛声で十四のおはまに—・てられた」〈左千夫・隣の嫁〉 3...
もみ‐だ・す【揉み出す】
[動サ五(四)] 1 もんで外に出す。「乳を—・す」 2 揉み洗いで、汚れをとりのぞく。「しつこい汚れを—・す」
もみ‐つぶ・す【揉み潰す】
[動サ五(四)] 1 もんでつぶす。「虫を—・す」 2 力ずくで負かす。「大軍に—・される」 3 強引なやり方で消し去る。握りつぶす。「スキャンダルを—・す」
もみ‐で【揉み手】
左右の手のひらをすり合わせること。多く、頼み事や謝罪・弁解などをするときの手つき。「—をして頼みこむ」
揉(も)みに揉(も)・む
馬を激しくせめたてる。また、入り乱れて激しく揉み合う。激しく争う。「北の在家まで、—・うでぞ追うたりける」〈太平記・六〉
もみ‐のり【揉み海苔】
焼きのりを揉んで細かくしたもの。料理にふりかけて用いる。
もみ‐ふ・す【揉み伏す】
[動サ下二]馬をひどく走らせて疲れさせる。「—・せたる馬ども追っつくべしともおぼえず」〈平家・九〉
もみ‐ほぐ・す【揉み解す】
[動サ五(四)] 1 もんで柔らかくする。「筋肉を—・す」 2 気持ちを和らげるようにする。「緊張を—・す」
もみ‐りょうじ【揉み療治】
手でもんだりさすったりして筋肉の痛みや凝りなどを治療すること。按摩(あんま)。マッサージ。
も・む【揉む】
[動マ五(四)] 1 両手の間に挟んでこする。また、両手をこする。「錐(きり)を—・む」「茶を—・む」「塩でキュウリを—・む」 2 からだを触れ合わせるようにして押し合う。また、激しく揺り動か...