どろ‐はね【泥跳ね】
泥が飛び散ること。また、その泥。
どろ‐よけ【泥除け】
1 泥のはね上がるのを防ぐもの。 2 自転車や自動車などの、車輪の外側につけて、飛び散る泥を防ぐためのおおい。フェンダー。
なえ‐に
[連語]《連語「なえ」+格助詞「に」》「なえ」に同じ。「うぐひすの音聞く—梅の花我家(わぎへ)の園に咲きて散る見ゆ」〈万・八四一〉 [補説]主として上代に用いられ、中古以降は和歌の中で用いられた。
ながら【乍ら】
[接助] 1 動詞・動詞型活用語の連用形に付く。二つの動作・状態が並行して行われる意を表す。「ラジオを聞き—勉強する」「左右を見—横断する」「いといたうなげき—出(い)で給ひぬ」〈落窪・三〉 2...
なこそ‐の‐せき【勿来の関】
いわき市勿来町付近にあった古代の関所。常陸(ひたち)・陸奥(むつ)の国境にあり、白河の関・念珠(ねず)ヶ関とともに奥羽三関の一。はじめ菊多の関とよばれた。[歌枕]「吹く風を—と思へども道も狭(せ...
な‐だて【名立て】
評判が立つようにすること。また、その評判。「移ろはぬ松の—にあやなくも宿れる藤の咲きて散るかな」〈貫之集〉
なみ‐しぶき【波繁吹き/波飛沫】
波がくだけて散る水滴。
なみだ‐の‐いろ【涙の色】
1 ひどい悲しみや憤りのときに流すという、血のような涙の色。「いにしへを恋ふる—に似てたもとに散るは紅葉なりけり」〈山家集・中〉 2 涙を流し泣くようす。「先非を悔ゆる父が心、—にも見ゆらんもの...
ぬき‐みだ・る【抜き乱る/貫き乱る】
[動ラ四]つらぬいている緒を抜き取って玉を散らす。「—・る人こそあるらし白玉の間なくも散るか袖のせばきに」〈古今・雑上〉 [動ラ下二]つらぬいている緒が抜けて、玉が乱れ散る。「—・れ散るか白...
のり‐の‐にわ【法の場】
法会(ほうえ)や説教など、仏事を行う場所。法場(ほうじょう)。「春ごとに嘆きしものを—散るがうれしき花もありけり」〈千載・釈教〉