ラパポート【Anatol Rapoport】
[1911〜2007]米国の数学者・心理学者。ロシアに生まれ、米国に帰化。国際政治学にゲームの理論を適用、抑止戦略論を批判するなど平和研究の先駆者となった。著「戦争・ゲーム・論争」など。
ラプラス【Pierre Simon Laplace】
[1749〜1827]フランスの数学者・天文学者。数理論を天体力学に適用して成功し、太陽系の起源に関して星雲説を唱えた。解析学を確率論に応用する研究も行い、メートル法制定にも尽力。著「天体力学」など。
ラプラス‐の‐あくま【ラプラスの悪魔】
フランスの数学者・天文学者ラプラスが自著で述べた超越的存在。ある瞬間におけるすべての原子の位置と運動量を知り得る存在がいると仮定すると、物理法則にしたがって、その後の状態をすべて計算し、未来を完...
ランベルト【Johann Heinrich Lambert】
[1728〜1777]ドイツの哲学者・数学者・物理学者・天文学者。ウォルフの理性論とロックの経験論とを結びつけて独自の認識論を立てた。また、ランベルト級数を発見し、双曲線関数を導入。光度計・熱度...
り‐か【理科】
1 人文科学・社会科学以外の学問分野。数学・自然科学など。⇔文科。 2 大学などで、1の分野を研究・教育する部門。⇔文科。 3 学校教育における教科の一。自然現象・自然科学を内容とする科目の総称。
りきがく【力学】
《(ラテン)Mechanica》スイスの数学者、オイラーの著作。1736年刊。全2巻。第1巻では自由運動、第2巻では束縛運動を中心に論じる。
りさんたいすう‐もんだい【離散対数問題】
素数pと定数aが与えられ、整数yを素数pでaxを除したときの剰余とするとき、yについて整数解xを求める問題。 [補説]xからyを計算することは容易だが、pが大きな数である場合、yからxを計算する...
りさん‐てき【離散的】
連続的ではないさま。数学で、値や数量がとびとびになっているさま。粒子や物体などの個数、実数のなかの整数、量子力学における物理量などが離散的な値をとる。
り‐すう【理数】
理科と数学。「—科」
リチャードソン‐の‐ゆめ【リチャードソンの夢】
1922年に英国の数学者・気象学者ルイス=フライ=リチャードソンが提示した、計算によって天気予報を行う実現可能性。大気の状態を物理法則に基づいて予測するには膨大な計算が必要となるが、リチャードソ...