かず‐かぎりな・い【数限りない】
[連語]数えられないほど多い。「問題点は—・くある」
かず‐かず【数数】
1 数え上げる数の多いこと。種類の多いこと。あれこれ。いろいろ。副詞的にも用いる。「—の贈り物」「不平不満は—ある」 2 「数の子」の女房詞。「かずのこは—」〈女重宝記〉
かず‐さし【数差/員刺/籌刺】
賭弓(のりゆみ)・競べ馬・歌合わせ・鶏合わせなどの勝負で、勝った回数を数えるために、数取りの串(くし)または枝を、数立てに差し入れること。また、差し入れる人。かずとり。「—座に居(すわ)りぬれば...
数(かず)知(し)ら◦ず
数えきれないほど多い。限りなく多い。「女房なども—◦ず集ひ参りて」〈源・賢木〉
かず‐しれ◦ない【数知れない】
[連語]⇒数知れぬ
かず‐しれ◦ぬ【数知れぬ】
[連語]たくさんで、数を数えることができない。数多い。数知れない。「—◦ぬ犠牲者を出した」
かず‐すくな・い【数少ない】
[連語]数が少ししかない。まれである。
かず‐ちゃわん【数茶碗】
1 大寄せの茶会のとき、主茶碗(おもぢゃわん)・替え茶碗のほかに、水屋から茶をたてて出すのに使う茶碗。 2 数寄者(すきしゃ)あるいは宗匠が、数を限って焼かせる好みの茶碗。数の内茶碗。
数(かず)で熟(こな)・す
多数を処理する。数をこなす。「単価が低い分は—・してもうける」
かずとはなにかなにであるべきか【数とは何か、何であるべきか】
《原題、(ドイツ)Was sind und was sollen die Zahlen?》ドイツの数学者、デーデキントの論文。1888年発表。自然数論の基礎を築いた。