ほうよう【抱擁】
日野啓三の長編小説。昭和57年(1982)刊。同年の第10回泉鏡花文学賞受賞。
ほけ‐きょう【法華経】
《(梵)Saddharmapuṇḍarīka-sūtraの訳「妙法蓮華経」の略》大乗仏教の最も重要な経典の一。漢訳は、竺法護(じくほうご)訳10巻(正法華経)、鳩摩羅什(くまらじゅう)訳8巻、闍...
ほこりたかきひとびと【誇り高き人々】
吉目木晴彦の長編小説。平成3年(1991)刊行。第19回平林たい子文学賞受賞。
ほしのまきば【星の牧場】
庄野英二の児童文学作品。昭和38年(1963)刊行。挿絵は長新太。記憶喪失の復員兵と、戦場で死んだ愛馬の心の交流を幻想的に描く。翌年、第11回サンケイ児童出版文化賞、第4回日本児童文学者協会賞、...
ほっかいどうりつ‐ぶんがくかん【北海道立文学館】
北海道札幌市の中島公園内にある道立文学館。有島武郎や小林多喜二などの資料が展示されている。
ほっきょくのムーシカミーシカ【北極のムーシカミーシカ】
いぬいとみこの児童文学作品。北極を舞台に双子のシロクマの子、ムーシカとミーシカが成長していくさまを描く。
ホルベアのじだいから【ホルベアの時代から】
《原題、(ノルウェー)Fra holbergs tid》グリーグの弦楽合奏用組曲。1884年から1885年にかけて作曲。デンマークの文学者ホルベアの生誕200周年を記念して作曲されたピアノ組曲を...
ホワイトアウト
真保裕一の長編小説。平成7年(1995)刊行。厳寒期の巨大ダムを占拠した武装集団に、ただ一人立ち向かう主人公の姿を描く。平成8年(1996)、第17回吉川英治文学新人賞受賞。映画化もされた。
ほんちょうげんそうぶんがくえんぎ【本朝幻想文学縁起】
荒俣宏の著作。副題は「震えて眠る子らのために」。昭和60年(1985)刊。古代神話、浄瑠璃、読本など古典文学にも遡りつつ、日本の幻想文学の系譜を読み解く。
ほん‐ぶん【本分】
1 人が本来尽くすべきつとめ。「学生の—をわきまえる」 2 そのものに本来備わっている性質。「絵を以て、絵の—以外なる事件の発展をさえ描こうと試みた」〈漱石・文学評論〉