もの‐の‐ふ【武士/物部】
1 武勇をもって主君に仕え、戦場で戦う人。武人。武者。兵(つわもの)。もののべ。 2 (「物部」と書く)古代、朝廷に仕えた文武の官人。
もののふ‐の【武士の】
[枕] 1 文武の官が属する氏は数が多いところから、「八十(やそ)」およびその複合語に、また「い(五十)」と同音を含む地名「岩瀬(いわせ)」にかかる。「—八十宇治川(やそうぢがは)の網代木(あじ...
やくし‐じ【薬師寺】
奈良市にある法相(ほっそう)宗の大本山。南都七大寺の一。天武天皇が皇后の病気平癒を祈願し、天皇没後の文武天皇2年(698)藤原京に完成。平城遷都に伴い、現在の地に移転。たびたび火災などで諸堂を...
やしない【養い】
1 やしなうこと。育てること。養育。 2 栄養となるもの。栄養物。滋養分。また、植物の肥料。「竹が熟した時に—が十分でないから軽い竹になるのです」〈露伴・幻談〉 3 一家が暮らしていくためにかか...
やそうばくげん【野叟曝言】
中国、清代の小説。夏敬渠撰。20巻154回。文武両道、諸芸に秀でた文白が国家の大功を立てる話。荒唐無稽かつ好色趣味もあり、田舎老人の閑談の形で語られる。
柳(やなぎ)は緑(みどり)花(はな)は紅(くれない)
《蘇軾「柳緑花紅真面目」から》 1 自然のままであること。 2 春の美しい景色を形容する言葉。 3 ものにはそれぞれ個性が備わっていることのたとえ。「—、さまざまの世のならはしこそ定めなき」〈浄...
ゆうぶん‐さぶ【右文左武】
文と武をともに重んじ尊ぶこと。文武両方を兼ね備えること。左文右武。
ゆみ‐ふで【弓筆】
1 弓と筆。文武。「—の道」 2 あとにとどめておくべき武者の記録。「後記にも佳名をとどむべき—の跡なるべけれ」〈謡・八島〉
よしの‐の‐みや【吉野宮】
吉野町宮滝にあったと推定されている古代の離宮。斉明・天武・持統・文武・元正・聖武など各天皇の行幸があった。
⇒吉野行宮(よしののあんぐう)
りょう‐どう【両道】
1 二つの街道、また地方。「山陰・山陽の—」 2 二つの方面。二道(ふたみち)。「文武—」