わか・る【別る】
[動ラ下二]「わか(別)れる」の文語形。
わかん‐こんこうぶん【和漢混交文/和漢混淆文】
和文の要素と漢文訓読語の要素を合わせもつ文体。特に、鎌倉時代以降の軍記物語などにみられる漢語を多くまじえた文語文。
わきま・う【弁ふ/辨ふ】
[動ハ下二]「わきまえる」の文語形。
わ・く【分く/別く】
[動カ四] 1 区別する。わける。「高き立山(たちやま)冬夏と—・くこともなく白たへに雪は降り置きて」〈万・四〇〇三〉 2 判別する。識別する。「事の心—・きがたかりけらし」〈古今・仮名序〉 ...
わごせつのりゃくず【和語説略図】
江戸後期の文法図表。1枚。東条義門著。天保4年(1833)刊、同13年増補。「友鏡」を整理したもので、文語の活用形式を示し、各活用形の用法・接続関係を一覧できるようにまとめた図表。
わす・る【忘る】
[動ラ四] 1 意識して忘れようとする。思いきる。「—・らむて野行き山行き我来れど我が父母は忘れせぬかも」〈万・四三四四〉 2 記憶をなくしてしまう。「天ざかる鄙(ひな)に五年(いつとせ)住ま...
わずらわ・す【煩わす】
[動サ五(四)] 1 心配させる。悩ます。「子供のことでいろいろ心を—・す」 2 ほねをおらせる。面倒をかける。「雑用に—・される」「お手を—・しまして」
[動サ下二]「わずらわせる」の文語形。
わ・ぶ【侘ぶ】
[動バ上二]「わ(侘)びる」の文語形。
わ・ぶ【詫ぶ】
[動バ上二]「わ(詫)びる」の文語形。
わらわ・す【笑わす】
[動サ五(四)]「笑わせる」に同じ。「聴衆を—・す」
[動サ下二]「わらわせる」の文語形。