コル‐ニドライ【Kol Nidrei】
ブルッフのチェロと管弦楽のための協奏的作品。ニ短調。1880年頃の作曲。ユダヤ教の祭日に歌われる典礼歌の旋律を採り入れている。
コロラトゥーラ【(イタリア)coloratura】
《「コロラチュラ」とも》声楽で、トリルなどの技巧的な装飾に富む華やかな旋律。18〜19世紀のオペラのアリアなどに好んで用いられた。
コンチネンタル‐タンゴ
《(和)continental+tango》アルゼンチンタンゴに対して、ヨーロッパで作られたタンゴ。やわらかなリズムと甘い旋律をもつものが多い。
コーン‐ウォン【(タイ)khóng wong】
《「コンウォン」とも》タイの旋律打楽器。16〜18個の壺形ゴングを環状の木枠にひもでつるして並べ、奏者は枠の中に座って、厚い水牛の革で作られた円盤が先についた2本の桴(ばち)で演奏する。
ごしきひわ
《原題、(イタリア)Il Cardellino》ビバルディのフルート協奏曲集作品10の第3番。ニ長調。鳥の鳴き声を模した旋律が用いられる牧歌的な雰囲気の曲。
さっ‐きょく【作曲】
[名](スル)楽曲を創作すること。また、詩歌・戯曲などに節や旋律をつけること。「交響曲を—する」「ゲーテの詩に—してみる」
サロン【(インドネシア)saron】
インドネシアの打楽器。木製の台の上に青銅の板を木琴状に並べたもので、槌(つち)でたたいて奏する。音域により2〜4種あり、ガムランの中で主旋律を受け持つ。
さん‐じゅう【三重】
1 三つ重なること。「二重—に防護する」「—衝突」 2 日本音楽で用いる語。 ㋐声明(しょうみょう)で、音域を三つに分けたうちの最高の高さの音域。 ㋑平曲で、美文調の韻文による詠嘆的な場面に使う...
しこう‐きん【紙腔琴】
オルゴールの一種。楽譜を刻んである巻き紙を、箱の中央部に並べた笛の簧(した)の上にはめ込み、取っ手を回すと旋律を奏するようにしたもの。明治23年(1890)ごろ、戸田欽堂が発明。
シバのじょおうベルキス【シバの女王ベルキス】
《原題、(イタリア)Belkis, Regina di Saba》レスピーギのバレエ音楽。全4曲。1930年から1931年にかけて作曲。アラブ風の旋律や大規模な打楽器群により、異国情緒あふれる作...