どきょう‐あらそい【読経争ひ】
経文中の主要な文句を朗誦して、その声や節回しの優劣をきそうこと。「若き上達部、殿上人など、今様うたひ—など侍りけるに」〈弁内侍日記〉
どく‐とく【独特/独得】
[名・形動] 1 そのものだけが特別にもっていること。また、そのさま。「—な(の)雰囲気」 2 (独得)その人だけが会得していて、他の人には及ぶことができないこと。また、そのさま。「自家—の曲乗...
なかつかさのないしにっき【中務内侍日記】
中務内侍の日記。1巻。弘安3年(1280)伏見天皇の東宮(とうぐう)時代から、正応5年(1292)病で里に下がるまでの仮名文日記。身辺や宮廷生活を記したもの。
なに‐とも【何とも】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って用いる) ㋐特別の感情を催さないさまを表す。別に大したものとも。物の数とも。「いにしへは—見ざりし衣裳の紋、今は目にたちて」〈曽我・三〉 ㋑行動を特定できな...
なに‐の【何の】
[連語]《代名詞「なに」+格助詞「の」》 1 何々の。なんとかいう。「—前司にこそは、などぞ必ずいらふる」〈枕・二五〉 2 どんな。いかなる。「—面目にてか、また都にも帰らむ」〈源・若紫〉 3 ...
なま‐めかし・い【艶めかしい】
[形][文]なまめか・し[シク]《動詞「なまめく」の形容詞化》 1 姿やしぐさが色っぽい。あだっぽい。「—・い声」「—・くしなを作る」 2 清新でみずみずしい。若々しい。「あてに—・しう、二月ば...
なめ・し【無礼し】
[形ク]無礼である。無作法である。「文ことば—・き人こそいと憎けれ」〈枕・二六二〉 [補説]シク活用の例が近世以降認められる。「いとなめしけれど、病間(ま)にて対面せんとて此間(ま)へ通す」〈一...
な‐やらい【追儺】
追儺(ついな)。鬼やらい。「滝口も—果てけるままに、皆まかでてけり」〈紫式部日記〉
にあんちゃん
昭和34年(1959)公開の日本映画。監督は今村昌平。昭和33年(1958)に刊行されベストセラーとなった10歳の少女安本末子の日記を、今村監督と池田一朗(のち隆慶一郎)が脚色して映画化。炭鉱の...
にせんえん‐けん【二千円券】
1 日本銀行券の一。額面は2千円で、平成12(2000)年7月19日発行開始。表面に守礼門、裏面に「源氏物語絵巻」「紫式部日記絵巻」が描かれている。二千円札。 2 2千円分の利用ができる商品券や...