こぶ【昆布】
「こんぶ(昆布)」に同じ。
こぶうり【昆布売】
狂言。男に無理に太刀を持たされた昆布売りが、逆にその太刀で男を脅して、代わりに昆布を売らせる。
こぶ‐じめ【昆布締め】
塩をした魚を昆布で挟み、その風味を魚肉に移し身をしめること。また、そのように処理した食品。
こぶ‐だし【昆布出汁】
昆布を煮てとっただし汁。
こぶ‐だら【昆布鱈】
⇒鱈昆布(たらこぶ)
こぶ‐ちゃ【昆布茶】
細かく刻んだり粉末にしたりした昆布に熱湯を注いだ飲み物。
こぶ‐ようじ【瘤楊枝/昆布楊枝】
皮つきのままの材で作ったようじ。
こんぶ【昆布】
《アイヌ語から》コンブ科コンブ属の褐藻の総称。主に東北・北海道の沿岸に分布。外見は根・茎・葉に区別され、長さ数十メートルにも達する。マコンブ・リシリコンブなど。こぶ。えびすめ。ひろめ。《季 夏》...
こんぶ‐おんせん【昆布温泉】
北海道南西部、ニセコアンヌプリの南麓にある温泉群。泉質は炭酸水素塩泉・塩化物泉・硫黄泉など。
昆布(こんぶ)に針(はり)刺(さ)・す
人をのろうまじないとして、コンブに針を刺し、井戸の中に投げ入れたり、木に打ちつけたりする。「お家主殿の井戸替へ…、—・したるもあらはれしが」〈浮・五人女・二〉