裏(うら)を返(かえ)・す
1 遊里で、初めて買った遊女を二度目に来てまた買い、遊興する。また転じて、同じことをもう一度する意にもいう。 2 (「裏を返せば」の形で)逆の見方をすれば。本当のことを言えば。「彼の考えは、—・...
えせ‐うた【似非歌】
形ばかりで、本当の歌とはいえないような歌。つまらない和歌。「—どもにいたりては、またいづれもよろしからず」〈無名抄〉
おお・う【覆う/被う/蔽う/蓋う/掩う】
[動ワ五(ハ四)] 1 あるものが一面に広がりかぶさってその下のものを隠す。「雲が山の頂を—・う」「落ち葉に—・われた道」 2 表面にある物を広げて、その物を外界からさえぎられた状態にする。「ベ...
おおかみ‐しょうねん【狼少年】
1 狼に育てられた人間の男の子。 2 同じうそを繰り返す人。イソップ物語の、何度も狼が来たとうそをついたために本当に狼が来たときには信用してもらえなかった少年の話からいう。
おどろき‐い・る【驚き入る】
[動ラ五(四)]ひどく驚く。本当に驚く。「まことにもって—・った話」
顔(かお)に書(か)いてあ・る
言わなくても、気持ちや考えが表情から読み取れる。「本当は好きなのだと—・る」
か‐ね
[連語]《終助詞「か」+終助詞「ね」》 1 疑いや不審を抱きながら、念を押す意を表す。「それは本当のこと—」 2 質問をする意を表す。「元気—」 3 (「どうして…かね」などの形で)詰問や非難の...
かまえ‐て【構えて】
[副] 1 まちがいなく。本当に。必ず。「何の苦も無く暮したりしは、—我の辛抱強きにはあらざりしなり」〈紅葉・不言不語〉 2 (あとに打消しの語を伴って用いる)決して。「—実家(さと)を背負うて...
鎌(かま)を掛(か)・ける
相手に本当のことを白状させるために、それとなく言葉巧みに問いかける。「—・けて本心を聞き出す」
かり【仮】
《「借り」と同語源》 1 間に合わせであること。「—の住まい」「—の措置」「—調印」 2 本当のもの、本来のものではないこと。「—の親」「—の姿」 3 仮定すること。「これは—の話だが」→仮に