じ‐しょう【自性】
仏語。そのものが本来備えている真の性質。真如法性(しんにょほっしょう)。本性。
じ‐たい【自体】
[名] 1 自分のからだ。 2 もともとの本体。それ自身。多くは他の名詞のあとに付いて接尾語的に、関係する他の事柄から切り離して、そのものだけについていうときに用いる。「建物—はりっぱだが、内...
じっ‐そう【実相】
1 実際のありさま。ありのままの姿。「社会の—」 2 仏語。真実の本性。不変の理法。真如。法性(ほっしょう)。
じ‐ねん【自然】
1 (「に」や「と」を伴って副詞的に用いる)おのずからそうであること。ひとりでにそうなること。「—と浸み込んで来る光線の暖味(あたたかみ)」〈漱石・門〉 2 仏語。人為を離れて、法の本性としてそ...
じゅんすいりせいひはん【純粋理性批判】
《原題、(ドイツ)Kritik der reinen Vernunft》哲学書。カント著。1781年刊。人間の認識能力の本性と限界を究明した書で、人間理性が認識しうるのは、我々に現れる限りにおけ...
じ‐ゆう【自由】
[名・形動] 1 自分の意のままに振る舞うことができること。また、そのさま。「—な時間をもつ」「車を—にあやつる」「—の身」 2 勝手気ままなこと。わがまま。 3 《freedom》哲学で、消極...
じょうしき‐てつがく【常識哲学】
18世紀、スコットランドに興ったイギリス啓蒙(けいもう)哲学の一派。バークリーの主観的観念論やヒュームの懐疑論に反対し、数学・論理学の公理、因果法則、外界の実在、自我の存在、善悪の区別などを人間...
せい【性】
[音]セイ(漢) ショウ(シャウ)(呉) [訓]さが [学習漢字]5年 〈セイ〉 1 生まれながらの心のあり方。生まれつき。「性格・性行・性質/感性・個性・資性・習性・心性・知性・天性・徳性・...
せいあく‐せつ【性悪説】
人間の本性は悪であり、たゆみない努力・修養によって善の状態に達することができるとする説。荀子(じゅんし)が唱えた。⇔性善説。
せい‐せつ【性説】
中国における、人間の本性に関する説。孟子の性善説、荀子の性悪説など。