いつつ‐どうぐ【五つ道具】
江戸時代の大名行列で、槍・打ち物・長柄傘・挟箱(はさみばこ)・袋入れ杖(つえ)の5種。「引き馬に—」〈浄・会稽山〉
荊(いばら)を負(お)・う
《「負荊(ふけい)」を訓読みにしたもの。自分をむちうってくれるようにイバラの杖(つえ)を負う意から》深く謝罪することのたとえ。「犯した罪のために—・って生きていく」
うい‐だち【初立ち】
1 幼児や鳥のひなが、初めて歩いたり飛んだりすること。「夏ばかり—すなるほととぎす巣には帰らぬ年はあらじな」〈宇津保・祭の使〉 2 久しぶりに外出すること。「内裏などにもあまり久しう参り侍らねば...
ウオーキング‐メジャー
《(和)walking+measure》歩きながら距離を計測する器具。杖状の棒の接地部に車輪が付いており、歩きながらそれを回転させた距離が、メーターに表示される。ホイール型距離計。ロードメジャー...
うた‐ざいもん【歌祭文】
近世俗曲の一。死刑・情死などの事件やその時々の風俗をつづった文句を、門付け芸人が三味線などの伴奏で歌って歩いた。山伏が錫杖(しゃくじょう)を振り鳴らし、ほら貝を吹いて、神仏の霊験を唱え歩いた祭文...
うたぶくろ【歌袋】
江戸後期の歌論書。6巻。富士谷御杖(ふじたにみつえ)著。寛政5年(1793)刊。父の成章(なりあきら)の意見を採用した部分が多く、歌人索引・作例なども収録。
うち‐き・る【打(ち)切る】
[動ラ五(四)] 1 物事を中途でやめにする。中止する。「交渉はこれで—・る」 2 強く切る。断ち切る。「弓—・り杖につき」〈平家・四〉 [可能]うちきれる
う‐づえ【卯杖】
正月初の卯の日に、魔よけの具として用いる杖。柊(ひいらぎ)・桃・梅・柳などの木を5尺3寸(約1.6メートル)に切り、2、3本ずつ5色の糸で巻いたもの。昔、宮中では六衛府などから朝廷に奉った。《季...
うま‐ごやし【馬肥やし/苜蓿】
マメ科の越年草。高さ30〜60センチで、茎の下部は地上をはう。葉は3枚の小葉からなる複葉。春、黄色の小さな蝶形の花をつける。ヨーロッパの原産で、江戸時代に渡来し野生化。緑肥や牧草とする。からくさ...
えだ‐づか【枝束】
屋根を支える小屋組みで、陸梁(ろくばり)と合掌の間に斜めに張り渡した束柱(つかばしら)。方杖(ほうづえ)。