ひしゃく‐たて【柄杓立て】
茶の湯で、茶柄杓を立てておく具。しゃくたて。
ふた‐おき【蓋置】
茶の湯の点前(てまえ)で、釜の蓋や柄杓(ひしゃく)を置く道具。竹製・陶製・金属製などがある。
ふな‐ゆうれい【船幽霊】
1 海上に現れるという、水死した人の亡霊。船人に柄杓(ひしゃく)を要求するが、底を抜いて貸さないとその柄杓で水をかけられて船を沈められるという。 2 死水(しすい)3によって船足がおそくなる現象...
ふみ‐ぐるま【踏(み)車】
足踏み式の小形の水車。柄杓(ひしゃく)形の羽根で水を汲み上げ、灌漑用とした。
へい【柄】
[常用漢字] [音]ヘイ(漢) [訓]がら え つか 〈ヘイ〉 1 器物の手で握る部分。え。とって。「斗柄・葉柄」 2 手中に握る権力。勢い。「権柄・国柄・執柄」 3 とらえて材料にするもの。...
まがり【鋺】
水や食物を入れる器。椀や柄杓(ひしゃく)の類。「主殿司(とのもづかさ)、土器(かはらけ)を奉りければ、—を参らせよとて」〈徒然・一〇〇〉
ませ◦ん
[連語] 《丁寧の助動詞「ます」の未然形+打消しの助動詞「ぬ(ん)」》丁寧な打消しの表現。「雨はまだ降っており—◦ん」 [補説]現代語では、「ませんでした」が「ません」の過去の意を表すが、近世...
ま‐びしゃく【馬柄杓】
馬に水を与える柄杓。
みず‐びしゃく【水柄杓】
水を汲(く)む柄杓。
ゆ‐かむり【湯被り】
頭に手ぬぐいを乗せ、その上から柄杓(ひしゃく)で湯をかぶる入浴方法。鳥取の岩井温泉に古くから伝わる風習。