や【屋/家】
[名] 1 住むための建物。家屋。いえ。「我が—」「一軒—」 2 屋根。「声高になのたまひそ。—の上にをる人どもの聞くに、いとまさなし」〈竹取〉
[接尾]名詞に付く。 1 それを売買する人や...
やいづ【焼津】
静岡県中部の市。駿河湾西岸にあり、遠洋漁業、特にカツオ・マグロ漁の根拠地。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際、敵が放った野火を鎮め、逆に焼き滅ぼしたという伝説の地。平成20年(2008)...
や‐いの
[連語]《間投助詞「や」+終助詞「いの」。近世上方の女性語》文末にあって、訴えかけたり強く言いかけたりする意を表す。「わしもいっしょに死ぬるぞ—」〈浄・曽根崎〉
やえ‐ぶき【八重葺き】
屋根を幾重にも厚く葺くこと。また、その屋根。「—の隙だにあらば蘆(あし)の屋におとせぬ風はあらじとを知れ」〈後拾遺・雑二〉
や‐かた【屋形/館】
1 地位・身分ある人の住む屋敷。また、その主人。おやかた。 2 仮ずまいのための形ばかりの小屋。かりや。寓居(ぐうきょ)。「水茎の岡の—に妹と我と寝ての朝けの霜の降りはも」〈古今・大歌所御歌〉 ...
やかた‐お【矢形尾/屋形尾】
タカの尾の羽の斑(ふ)の一種。山形の模様のあるもの。また、矢羽根の形に似るもの。あるいは、屋根の形に似るからともいう。「鷹(たか)はしもあまたあれども—の我(あ)が大黒(おほぐろ)(=タカノ名)...
やか‐つ‐かみ【宅つ神】
《「つ」は「の」の意の格助詞》家を守護するという神。また、かまどの神。「山がつの垣根にいはふ—卯(う)の花咲ける岡に見えるかも」〈木工権頭為忠百首〉
や‐がすり【矢絣/矢飛白】
矢羽根の模様を表した絣柄。矢筈(やはず)絣。
や‐がら【矢柄/矢幹/簳】
1 矢の幹。鏃(やじり)と矢羽根を除いた部分。普通は篠竹(しのだけ)で作る。篦(の)。矢篦。 2 (「簳魚」とも書く)ヨウジウオ目ヤガラ科の海水魚の総称。体は細長くて縦扁し、吻(ふん)も管状で長...
やぎさわ‐ダム【矢木沢ダム】
群馬県北部、利根川本流の最上流にあるアーチ式多目的ダム。堰堤(えんてい)の高さは131メートルあり、人工湖は奥利根湖とよばれる。昭和42年(1967)完成。