あ‐ない【案内】
《「あんない」の撥音の無表記から》「あんない(案内)」に同じ。「此家(このや)の—を知り居たれば」〈竜渓・経国美談〉
あま【安摩/案摩】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調の曲。二人舞(時に一人舞)で、舞人は笏(しゃく)を持ち、巻纓(けんえい)冠に安摩の面(おもて)をつける。答舞(とうぶ)の「二の舞」を伴う。安摩の舞。→二の舞
あま‐づら【安摩面】
舞楽「安摩」の答舞「二の舞」に用いる腫面(はれおもて)の女面。また、器物の取っ手などで、それをかたどったもの。
あま‐の‐おもて【安摩の面】
1 舞楽「安摩」に用いる仮面。長方形の厚紙に薄絹をはり、墨で様式化した人の顔を描いたもの。→蔵面(ぞうめん) 2 矢羽根の斑(ふ)の一。上に黒い山形、下に黒いうろこ形の斑のあるワシの白羽。あまのめ。
あん【案】
1 考え。計画。「—を練る」 2 予想。推量。 3 文書の下書き。草案。「—を提出する」 4 物を載せる台。机。「此の経の—の前に立ちて」〈今昔・六・四五〉
あん【案】
[音]アン(呉)(漢) [学習漢字]4年 1 机。台。「案下(あんか)/几案・玉案」 2 調べる。調べる事柄。「案件/公案」 3 考える。「案出/考案・思案・創案」 4 考えた内容。計画。「新案...
あん‐か【案下】
1 机の下。机のそば。 2 手紙の脇付(わきづけ)の一。あて名に添えて敬意を表す語。机下(きか)。
あん‐がい【案外】
[名・形動] 1 予想が外れること。思いがけないこと。また、そのさま。思いのほか。副詞的にも用いる。「彼女には—な一面がある」「—よくできた」 2 非常識で無礼なこと。また、そのさま。「—なる素...
あん‐けん【案件】
1 問題となっている事柄。審議しなければならない事柄。「重要—」 2 訴訟になっている箇条。訴訟事件。
あん‐しゅつ【案出】
[名](スル)工夫して考え出すこと。発案。「新しい技法を—する」