でんえんこうきょうがく【田園交響楽】
《原題、(フランス)La Symphonie pastorale》ジードの小説。1919年刊。盲目の少女と育て親である牧師夫妻およびその息子を主要人物に、少女をめぐる愛と信仰の確執を描く。
でんえんのそうがく【田園の奏楽】
《原題、(イタリア)Concerto campestre》ティツィアーノの絵画。カンバスに油彩。縦105センチ、横137センチ。長らく同じベネチア派の画家ジョルジョーネの作とされた。のちにマネの...
でん‐がく【田楽】
1 初め民間の農耕芸能から出て、平安時代に遊芸化された芸能。田植えのときに、田の神を祭って歌い舞ったのが原形で、鎌倉時代から室町時代に流行、専業の田楽法師も出た。能楽のもとである猿楽(さるがく)...
でんし‐おんがく【電子音楽】
シンセサイザーなど電子回路によって作り出された音を素材とする音楽。狭義には、第二次大戦後にドイツのシュトックハウゼンらが創始した、電子音の変形・編集などによって作られた音楽をさす。
でんしんゆうらく【田紳有楽】
藤枝静男の短編小説。自己の真実と非現実の世界を織り交ぜた私小説。昭和51年(1976)刊行。同年、第12回谷崎潤一郎賞受賞。
とう‐がく【唐楽】
1 中国唐代の音楽、およびその朝鮮半島・日本に伝来したもの。 2 雅楽の分類の一。平安初期の楽制改革で、日本に伝来した1と林邑楽(りんゆうがく)とを合わせて成立。器楽合奏のみの管絃と舞を伴う舞楽...
とう‐ごま【唐独楽】
6〜9センチの竹筒の上下を板でふさぎ、竹の心棒を通したこま。胴に穴があり、回転すると風が入って鳴る。ごんごん独楽。
とうよう‐おんがく【東洋音楽】
日本・中国・東南アジア・インド・中央アジア・西アジアなど、東洋諸民族の間に行われる音楽の総称。
とおり‐かぐら【通り神楽】
1 町を流して歩く太神楽(だいかぐら)。 2 歌舞伎下座音楽の一。篠笛(しのぶえ)と桶胴(おけどう)または大太鼓による囃子(はやし)。1を模したもので、初春の郭(くるわ)の場面などに用いる。
とりのがく【鳥の楽】
雅楽の迦陵頻(かりょうびん)のこと。