ごん‐ずい【権瑞】
ナマズ目ゴンズイ科の海水魚。全長約25センチ。体形はナマズに似て、口ひげは8本。体色は褐色で、体側に2本の黄色いすじが走る。第1背びれと胸びれに各1本の強い毒のとげがある。本州中部以南の沿岸に産...
ごん‐ずい【権萃】
ミツバウツギ科の落葉高木。関東以西の雑木林に自生。枝は紫黒色をし、羽状複葉をつける。初夏、黄緑色の小花が多数つく。実は赤く、熟すと裂けて黒い種子が見える。野鴉椿。きつねのちゃぶくろ。
ごん‐せき【権跡/権蹟】
《権大納言になったところから》藤原行成の筆跡。→三蹟(さんせき)
ごんぞう【権蔵】
⇒ごんず草鞋(わらじ)
ごんた【権太】
《浄瑠璃「義経千本桜」の中の人物「いがみの権太」の名から》 1 悪者。ごろつき。 2 いたずらっ子。腕白小僧。
ごんだ【権田】
姓氏の一。 [補説]「権田」姓の人物権田直助(ごんだなおすけ)権田雷斧(ごんだらいふ)
ごん‐だいじょう【権大乗】
仏語。大乗の中の方便の教説。諸派の間では互いに、自派を真として実大乗といい、対立する立場を権大乗と称する。
ごん‐だいなごん【権大納言】
大納言の権官。定員外の大納言。ごんのだいなごん。
ごんだ‐なおすけ【権田直助】
[1809〜1887]幕末・明治初期の国学者・医者。武蔵の人。号、名越舎(なごしのや)。平田篤胤(ひらたあつたね)に国学を学んだ。尊攘(そんじょう)運動に参加、維新後、神官・皇典講究所教授などを...
ごんだ‐らいふ【権田雷斧】
[1847〜1934]仏教学者。真言宗の僧。新潟の生まれ。奈良の長谷寺で修学。豊山派(ぶざんは)管長・大正大学学長を歴任。著「密教綱要」など。