いい‐うまや【飯駅】
平安時代の男踏歌(おとことうか)で、舞人たちを酒や料理でもてなした所。→水駅(みずうまや)
いい‐かけ【言(い)掛け】
1 話し始めて、途中でやめること。言いさし。「—のまま席を立つ」 2 言いがかりをつけること。「人の憂に付けこみて、身勝手なる—せんとは」〈鴎外・舞姫〉 3 なぞなぞの問いかけの言葉。解答を「こ...
いい‐か・ける【言(い)掛ける】
[動カ下一][文]いひか・く[カ下二] 1 言い出そうとする。話し始めて、途中でやめる。言いさしにする。「結論を—・けたまま別の話に転じてしまう」 2 言葉をかける。「悪口雑言を—・けられて」〈...
いい‐かな・う【言ひ叶ふ】
[動ハ下二]巧みに表現する。「このごろの歌は一節(ひとふし)をかしく—・へたりと見ゆるはあれど」〈徒然・一四〉
いい‐かわ・す【言(い)交(わ)す】
[動サ五(四)] 1 互いに言う。言葉を掛け合う。「あいさつを—・す」 2 口約束をする。特に、結婚を約束する。「—・した仲」 3 歌・手紙などをやりとりする。「女友達の常に—・しけるを」〈後撰...
いい‐すて【言(い)捨て】
《「いいずて」とも》 1 言い捨てること。また、言い捨てた言葉。言いっぱなし。「—にして立ち去る」 2 連歌・俳諧で、句を懐紙に書き留めないで詠み捨てること。また、その座興の句。「只今は連歌の—...
いい‐す・てる【言(い)捨てる】
[動タ下一][文]いひす・つ[タ下二] 1 言いたいことをその場限りに言う。言いっぱなしにする。「苦情を—・ててその店を出る」 2 ふと口にする。無造作に言う。「昔の人は、ただいかに—・てたるこ...
好(い)い線(せん)を行(い)・く
ある程度のところまで条件・要求などを満たしている。「彼の歌は—・っている」
いいたいろうのし【井伊大老の死】
中村吉蔵の戯曲。5幕。大正9年(1920)4月「早稲田文学」誌に発表。同年7月、2代目市川左団次、7代目市川中車らの出演により、東京歌舞伎座で初演。
いい‐たて【言(い)立て】
《「いいだて」とも》 1 取り立てて言うこと。強く主張すること。「先方の—を聞く」 2 言い逃れの言葉。口実。「お勢は気分悪いのを—にして英語の稽古にも往かず」〈二葉亭・浮雲〉 3 宣伝的な事柄...