こ‐ぞうりとり【小草履取り】
江戸時代、男色の流行期に、武士が草履取りの名目で召し抱えた美少年。
ことば‐の‐ひっぱなし【言葉の引っ放し】
言葉のはしばし。「どこやら—、残る所が武士形気」〈浄・宵庚申〉
言葉(ことば)を下(さ)・ぐ
へりくだった言葉遣いをする。言葉を低くする。「家来ともいはん武士(もののふ)に手をさげ—・げ髪の」〈浄・関八州繋馬〉
このしろ【鰶/鮗】
ニシン目ニシン科の海水魚。全長約25センチ。体は紡錘形で側扁する。背側が青色で数列の黒点が並び、肩部に黒斑が一つある。背びれの後端が長く伸びている。本州中部以南の沿岸に産し、食用。約10センチの...
こ‐ぶし【古武士】
剛毅実直な昔の武士。
こぼれ‐お・ちる【零れ落ちる】
[動タ上一][文]こぼれお・つ[タ上二] 1 容器などからあふれて落ちる。漏れ出て落ちる。「地面に—・ちた米を鳥がついばむ」「とめどもなく涙が—・ちる」 2 散って落ちる。「桜の花びらが—・ちる...
こま‐づかい【小間使い】
1 主人の身の回りの雑用をする女性。 2 禁中に仕えた下級の武士。また、江戸幕府で雑用に使われた下役。
ごう‐し【郷士】
江戸時代、武士の身分のまま農業に従事した者。また、武士の待遇を受けていた農民。平時は農業、戦時には軍事に従った。郷侍(ごうざむらい)。
ごく‐じょう【獄定】
入獄と決定すること。「神輿射奉りし武士六人—せらる」〈平家・一〉
ご‐けにん【御家人】
1 鎌倉時代、将軍直属の武士。将軍に忠誠義務を尽くす代償に、所領安堵・新恩給与などの保護を受けた。 2 江戸時代、将軍直属の家臣のうち、御目見(おめみえ)以下の者。→旗本