きむら‐しげなり【木村重成】
[?〜1615]近世初期の武将。長門守(ながとのかみ)。豊臣秀頼に仕え、大坂冬の陣で奮戦。和議の使者として、見事な進退を見せたという。大坂夏の陣で戦死。
塚原渋柿園の歴史小説。明治40年(1...
きょうごく‐たかつぐ【京極高次】
[1563〜1609]安土桃山・江戸初期の武将。妻は豊臣秀吉の側室淀君の妹。織田信長、のち豊臣秀吉に仕え、九州征伐などに従軍。近江(おうみ)大津城主。関ヶ原の戦いでは東軍につき、若狭小浜8万5千...
きょ‐えん【許遠】
[709〜757]中国、唐代の武将。安史の乱のとき睢陽(すいよう)太守となり、安禄山の大軍の攻囲に屈せず戦ったが、捕らえられて殺された。
きよはら‐の‐いえひら【清原家衡】
[?〜1087]平安後期の武将。武則の孫。出羽の人。前九年の役後、奥羽の支配を独占した清原氏の宗家争いで、異父兄の清衡とともに異母兄の真衡(さねひら)と戦った。真衡の死後、清衡・源義家の軍に攻め...
きよはら‐の‐たけのり【清原武則】
平安後期の武将。出羽の俘囚(ふしゅう)の長。前九年の役で、安倍貞任・宗任討伐に苦しむ源頼義・義家を助けて活躍。鎮守府将軍に任じられた。以後、陸奥・出羽に勢力を得る。生没年未詳。
きよはら‐の‐たけひら【清原武衡】
[?〜1087]平安後期の武将。武則の子。後三年の役で、家衡とともに清衡・源義家の軍と争い、金沢の柵で敗れ、殺された。
きんこしだん【近古史談】
江戸後期の歴史書。4巻。大槻磐渓(おおつきばんけい)著。元治元年(1864)刊。近世初頭の武将の逸話などを集め、論評を加えたもの。
きんと【忻都】
中国、元の武将。13世紀、文永・弘安の役のとき、元軍を率いて日本に来襲した。生没年未詳。
クイ‐ニョン【Quy Nhon】
ベトナム南部、ビンディン省の都市。同省の省都。南シナ海に面し、港湾をもつ。チャンパー王国時代の遺跡があるほか、中国明代の武将、鄭和率いる大船団の寄港地となった。近年、海岸保養地としての開発が進め...
くき‐よしたか【九鬼嘉隆】
[1542〜1600]安土桃山時代の武将。紀伊の人。初め伊勢北畠氏の臣。のち、熊野水軍の長として、織田信長の石山本願寺攻めで活躍。関ヶ原の戦いでは西軍に属し、敗れて自刃。