さんやもの【山谷もの】
武者小路実篤による小説のシリーズ。山谷五兵衛という男の語りを小説家が聞き書きするというスタイルで書かれた一連のフィクションをさす。第1作「彼の羨望」は昭和23年(1948)発表。以後、昭和44年...
し‐け【四家】
藤原氏の四家。南家・北家・式家・京家の称。 茶道で、表千家・裏千家・武者小路千家・藪内(やぶのうち)家の称。 大乗仏教の四宗。法相・三論・天台・華厳の称。
しゃ【者】
[音]シャ(呉)(漢) [訓]もの [学習漢字]3年 〈シャ〉 1 人。もの。「医者・隠者(いんじゃ)・縁者(えんじゃ)・患者(かんじゃ)・記者・業者・巧者・作者・死者・識者・勝者・打者・達者...
しゅ‐ぎょう【修行】
[名](スル) 1 悟りをめざして心身浄化を習い修めること。仏道に努めること。 2 托鉢(たくはつ)・巡礼して歩くこと。「全国を—する」 3 学問や技芸を磨くため、努力して学ぶこと。「弓道を—す...
しゅちょう‐ずきん【首丁頭巾】
中世、僧または法師武者が戦いのときにかぶった頭巾。麻布製。黒布をくくり、後方を広げて、1か所を綴じたもの。出張頭巾。
しゅら‐おうぎ【修羅扇】
1 波に日輪と月を描いた黒骨の軍扇。武者扇。 2 能で、修羅物に用いる扇。表裏ともに金地・黒骨の中啓(ちゅうけい)で、波に日輪を描く。
しらかば【白樺】
文芸雑誌。明治43年(1910)4月創刊、大正12年(1923)8月廃刊。同人は武者小路実篤・志賀直哉・里見弴(さとみとん)・有島武郎・有島生馬・長与善郎ら。
しろ‐たれ【白垂】
能の仮髪の一。左右の鬢(びん)から肩の下まで垂らす白い毛髪。「遊行柳(ゆぎょうやなぎ)」「実盛」の後ジテなど、老神や老武者の役に使う。→黒垂(くろたれ)
しんりせんせい【真理先生】
武者小路実篤の小説。昭和24年(1949)から昭和25年(1950)にかけて「心」誌に連載。昭和26年(1951)刊行。「山谷(さんや)もの」と呼ばれるシリーズの作品のひとつ。
じ‐だこ【字凧】
武者絵などでなく「龍」などの字の書いてあるたこ。《季 春》→絵凧