はは‐びと【母人】
母を親しんで呼ぶ語。ははじゃひと。「九日は—の十三年にあたり」〈浮・一代男・七〉
はは‐みや【母宮】
母である皇女・女王。また、皇子・皇女・王・女王などの母。「—、内のひとつ后腹(きさいはら)になむおはしければ」〈源・桐壺〉
はは‐みやすどころ【母御息所】
母である御息所。「—もいといみじく嘆き給ひて」〈源・若菜下〉
はは‐もの【母物】
劇・映画などで、母性愛を主題としたもの。
ははよ【母よ】
青野聡の中編小説。平成3年(1991)刊行。継母に育てられた「ぼく」が、息子の誕生を機にそれまで無関心だった実母への思いをはせる。平成4年(1992)、第43回読売文学賞受賞。
ははをふくよる【母を拭く夜】
畑山博の短編小説、および同作を表題作とする作品集。昭和47年(1972)刊行。
はわ【母】
⇒はは
ほう‐こ【母子】
ハハコグサの別名。
ほろ【幌/母衣】
1 (幌)風雨・日光・ほこりなどを防ぐために車にかけるおおい。「荷台に—をかける」 2 母衣蚊帳(ほろがや)に用いる布。 3 (母衣)鎧(よろい)の背につけて流れ矢を防ぎ、また存在を示す標識にし...
ほろ‐うち【母衣打(ち)】
(「保呂打ち」とも書く)キジやヤマドリなどが翼を激しくはばたかせ、音を立てること。→ドラミング2 →けんもほろろ